埼玉県とeiiconが共創の未来を描く『Canvas』
埼玉県と株式会社eiiconが共同で進める、オープンイノベーションプログラム『Canvas』が始まりました。このプログラムは、埼玉県内の企業と全国企業との新しい共創を目的としており、全国及び埼玉県内の中小企業からの事業アイデア提案を広く募っています。プログラムには、ホスト企業として15社が名を連ね、提供するテーマに基づいた共創プロジェクトが展開される予定です。
プログラムの概要
『Canvas』は、大企業のテーマ提示型と中小企業のプロジェクト提案型の2つのコースで構成されています。大企業テーマ提示型では埼玉県内の中堅・中小企業が対象となり、中小企業プロジェクト提案型では全国を対象に、各企業が自社の強みを活かすことで共創の機会が得られます。
各ホスト企業は自社が提示するテーマに基づいて参加企業からの事業アイデア提案を受け付け、共創に向けての取り組みを行います。これは、業種を問わず新たなビジネスチャンスを生み出す重要なプログラムとなるでしょう。
ホスト企業と共創テーマ
ホスト企業として参加するのは以下の15社です。
- - マツダ株式会社: 循環社会や自然再生に向けた共創。
- - 丸文株式会社: AIコミュニケーションロボを通じた高齢者向けソリューションの開発。
- - リンテック株式会社: ヘルスケアデバイスの開発。
- - 株式会社ロッテ: アップサイクル商品開発。
このように、各企業は異なる視点で社会的な課題に取り組んでいます。
採択プロジェクトへの支援内容
応募が採択されたプロジェクトには、最大500万円の開発・実証支援が行われ、専門のコンサルタントが伴走し、開発・実証実験及び広報活動などを支援します。これは、事業化に向けた強力なサポートとなるでしょう。
応募方法と重要な日程
応募は特設サイトから行うことができ、参加企業の条件を満たす必要があります。応募締切は10月10日で、その後プロジェクトが決定される予定です。
また、プログラム説明会が9月10日(水)にオンラインで開催されます。この説明会では、プログラムの詳細や各ホスト企業の共創テーマが紹介されます。
未来のビジネスを共創する場へ
埼玉県とeiiconが手掛ける『Canvas』は、単なるビジネスコンペティションではなく、真の共創を生み出す場です。これにより地域経済の活性化が期待されており、参加企業には自社のアイデアを発表する素晴らしい機会となります。
このプログラムは、新しいアイデアが次々と生まれる地域のエコシステムを築く一助となるでしょう。埼玉県とeiiconの取り組みがどのように進展していくのか、今後の動向に注目です。