GHG排出量データ連携で脱炭素化
2024-06-26 19:55:28

ウイングアーク1st、ゼロボードと鈴与商事とのGHG排出量データ連携で脱炭素化を加速

ウイングアーク1st株式会社、株式会社ゼロボード、鈴与商事株式会社の3社は、温室効果ガス(GHG)排出量のデータ連携に関する基本合意を締結しました。この合意により、鈴与商事とウイングアーク1stが共同で提供するCO2排出量可視化プラットフォーム「EcoNiPass」と、ゼロボードが提供するGHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」のサービス間で、相互にGHG排出量のデータ連携が可能になります。

「EcoNiPass」は、中小・中堅企業を中心に導入されており、取引先にCO2排出量データを連携するサプライヤー向けのプランも提供しています。一方、「Zeroboard」は、国内外にグループ企業やサプライチェーンを持つ製造業を中心に導入されており、Scope 1~3のカーボンフットプリント(CFP)算定や、データの精緻化・算定の高度化に取り組む企業から評価されています。

両サービスの連携により、排出量の可視化・削減に取り組む企業の裾野を広げ、サプライチェーン全体での脱炭素化を実現することで、2030年のGHG排出量の削減目標達成や、2050年カーボンニュートラルの実現を目指します。

「EcoNiPass」と「Zeroboard」の概要



「EcoNiPass」は、CO2排出量可視化プラットフォームとして、サプライチェーンにおけるCO2排出量の集計・可視化から、削減に向けた計画立案、削減施策の実行までをトータルサポートします。クラウドサービス上で、企業とサプライヤーのCO2排出量を自動的に集計し、排出量の現状把握と削減施策の検討を支援します。製品あたりのカーボンフットプリントの算出や、省エネ法の報告レポートにも対応しています。

「Zeroboard」は、GHG排出量算定・開示・削減を支援するソリューションです。国内外のサプライチェーン排出量、製品別・サービス別の排出量(CFP)をクラウドで算定・可視化し、削減貢献量や水資源などの登録も可能です。各種レポートの出力にも対応し、ユーザー企業の課題に合わせたGHG削減ソリューションを提供することで、企業の脱炭素経営を支援しています。

サプライチェーン全体の脱炭素化への貢献



本合意は、サプライチェーン全体での脱炭素化に向けた取り組みを加速させる重要な一歩です。各企業がGHG排出量の削減目標を達成し、持続可能な社会の実現に向けて、積極的に取り組むことが期待されます。
ウイングアーク1st、ゼロボード、鈴与商事の3社によるGHG排出量データ連携の合意は、脱炭素化に向けた取り組みにおいて大きな進展と言えるでしょう。特に、サプライチェーン全体での排出量可視化・削減を促進する点は高く評価できます。

「EcoNiPass」と「Zeroboard」は、それぞれ異なる強みを持つソリューションであり、両者の連携によって、より幅広い企業が排出量の可視化・削減に取り組めるようになることが期待されます。中小・中堅企業にとって、脱炭素化への取り組みはコスト面やノウハウ不足などの課題を抱えていることが多いですが、今回の合意によって、これらの課題克服に繋がる可能性があります。

また、サプライチェーン全体で排出量を可視化することで、企業間の連携が強化され、より効率的な削減活動を進めることができるようになるでしょう。これは、企業だけでなく、社会全体にとっても大きなメリットとなります。

今後は、3社の連携がさらに深まり、具体的な成果に繋がる取り組みを期待しています。脱炭素化は、企業にとって喫緊の課題であり、多くの企業が積極的に取り組みを進めていく必要があります。今回の合意を契機に、脱炭素化に向けた取り組みが加速し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを期待します。

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