勝尾寺、WHILLの近距離モビリティ導入でバリアフリー化！

勝尾寺、近距離モビリティを導入

箕面市にある勝尾寺は、2024年11月26日から、ブルーの近距離モビリティ「WHILL」を境内で利用できる新サービス「WHILLモビリティサービス」を開始します。この取り組みは、寺を訪れるすべての人々に、より快適な参拝体験を提供するためのものです。

高低差ある境内

勝尾寺の境内は8万坪に及び、さまざまな高低差が存在します。これにより、寺を訪れる人々が本堂や各所へ移動する際の負担が課題でした。特に、足腰に不安を持つ方や高齢者、外国からの観光客には移動が大きなストレスとなることもあります。そこで、今回のサービス導入に至りました。

WHILLモビリティサービスの詳細

このWHILLモビリティサービスは、借りたその日に利用できます。事前の申し込みは不要ですが、当日は受付での同意書への署名が必要です。運用開始日は2024年11月26日、サポート役のスタッフが利用方法を説明し、スムーズな移動をサポートします。利用料金は無料で、体重115kg以下の方に対応しています。

メディア向け試乗会

サービスを開始するにあたって、2024年11月26日10:30からメディア向けの内覧会も行われます。この試乗会では、勝尾寺側の説明、WHILL社からの製品紹介に加え、参加者による質疑応答やフォトセッションも予定されています。勝尾寺の美しいルートを歩きながら、デモ走行を体験できる機会です。

バリアフリー環境の整備に向けて

勝尾寺はこのサービスを通じて、すべての人々が安心して参拝できる環境を整えていくことを目指しています。これまでにも、スロープ設置や車椅子の貸し出しを行い、様々な方が楽しめるアクセシビリティ環境を整備してきました。

勝尾寺の歴史

勝尾寺は奈良時代にまで遡る古い寺院です。創建時は「弥勒寺」と名付けられ、後に清和天皇の祈祷を受けて勝王寺と呼ばれるようになりますが、「勝尾寺」に改名されました。ここでは「勝つ」という言葉が他者を打ち負かす意味ではなく、自分自身を克服することを重視しています。受験や病気、厄除けについての信仰が厚く、多数の参拝者が訪れています。また、「勝ちダルマ」は自分自身と向き合う象徴として、多くの人々に奉納されています。