川上村に新たな風!地域おこし協力隊DAOがスタート
長野県の美しい自然に囲まれた川上村で、地域活性化の新たな試みが始まりました。株式会社あるやうむが2025年12月から展開する『地域おこし協力隊DAO』は、地域おこし協力隊とデジタルコミュニティを組み合わせた日本初の取り組みです。この画期的なプロジェクトの目的は、地域資源を活用した商品開発や地域住民とDA参加者の協働による地域課題の解決、さらには新しい関係人口の創出です。
着任者紹介 - つっちーの挑戦
このプロジェクトに参画するのは、東京都世田谷区から長野県川上村に移住した地域おこし協力隊のつっちーさん。彼は川上村の豊かな自然と温かい人々に魅了され、地域の一員として活動する決心をしました。つっちーさんは、これまで「食」「農」「地域」をつなぐ多様な活動に携わってきましたが、川上村にはそのすべての要素が有機的に結びついていると感じています。
>「都市部と地域を結ぶ新たな入り口を作り、川上村に新たな挑戦や選択肢をもたらしたいです。」と彼は語ります。
つっちーさんはデジタルとアナログの両方を活用し、川上村に“わくわくが循環する仕組み”を作りたいと意気込んでいます。地域ならではの魅力を発信し、この土地に宿る「川上村らしさ」を育んでいくことを目指しています。
川上村の魅力を発信 - 由井村長の期待
川上村の由井明彦村長は、「地域おこし協力隊DAO」を通じて新たな関係人口創出プロジェクトが始動することを期待しています。村民とのつながりを育てながら、デジタルコミュニティという新しい仕組みを使って、地域外の人々にも川上村の魅力を発信し、「応援したい」と感じてもらえるきっかけを作っていくことが求められています。
DAOとは何か?
DAO(分散型自律組織)は、インターネットを通じて全国各地から参加できるデジタルコミュニティです。登録メンバーは、自らプロジェクトの一員として参加し、平等に企画や意思決定に参画します。この仕組みは、自治体外の人々が地元の課題解決に主体的に関与できる可能性を秘めています。新たな視点や知見が地域住民の想いと融合し、革新的な解決策が生まれることが期待されています。
プロジェクトの未来と予算
『地域おこし協力隊DAO』は、特別交付税範囲内で行われ、自治体職員の負担軽減とプロジェクトの円滑な運営が図られます。2024年度には6自治体、2025年度には15〜20自治体への導入を目指しており、全国からの問い合わせも相次いでいます。
サポート体制
プロジェクトにあたり、株式会社あるやうむは、適任者の募集・選定から着任中のサポート、デジタル技術の提供までを一気通貫で行います。特に、DAOに関する無料オンラインセミナーも随時開催されており、地域課題解決に向けた取り組みの理解を深める機会が提供されています。
あるやうむと地域創生
株式会社あるやうむは、「NFTによる地方創生」を推進し、地域の魅力を生かした新たな財源創出を目指しているスタートアップ企業です。彼らは、地域おこし協力隊DAOの導入を通じて、持続可能な地域コミュニティの形成を支援しています。地域の特性を生かしながら、革新的なアプローチで地方創生に取り組む姿勢は、全国の自治体における新たなモデルとなるでしょう。
川上村の取り組みは、自然と地域資源を最大限に活用し、参加者と地域住民が共に協力し合うことで、未来を切り拓く新たな一歩となります。私たち一人ひとりが地域の一部として、共に自らの町を育んでいくことが求められているのです。