新製品紹介:プラットフォーム温湿度ノード
セイコーインスツル株式会社(以下SII)が新たに販売を開始する「プラットフォーム温湿度ノード(SW-42P1-1002)」は、特に湿気の高い環境や屋外で使用できるワイヤレス温湿度センサーです。この製品は、IP66/IP67に準拠した防塵防水仕様を採用しており、ビニールハウスや畜舎といった通常のセンサー設置が難しい場所でも簡単に導入できるのが特徴です。
温湿度計測の重要性
最近では、猛暑が続き、さまざまな建物や施設において空調の省エネ対策が急がれています。具体的には、建物内での温度や湿度を効率よく測定し、そのデータを元に空調機器を制御する需要が高まっています。SIIはこのニーズに応え、長年にわたり温湿度センサーを提供してきました。
新しい使用環境への対応
新しい「プラットフォーム温湿度ノード」は、これまで設置が難しかった屋外や多湿な植物工場にも対応します。これにより、農業関係者は温湿度の見える化を通じて、業務の効率化を図ることが可能になります。
また、このセンサーはバッテリー駆動でワイヤレス通信が可能なため、配線工事が不要で、設置も非常に簡単です。さらに バッテリーの寿命はなんと10年! 一度設置してしまえば、長期間にわたり安心して使用することができます。
特徴と利点
1.
防塵防水仕様: IP66/IP67に対応し、様々な環境での使用に耐えられる。
2.
延長可能なセンサプローブ: 最大2mまで延長でき、高さや距離がある場所でも計測可能。
3.
速い応答性: 熱時定数が90秒と、従来モデルに比べて迅速なデータ更新が可能。
4.
省エネ設計: 低消費電力設計により、10年間のバッテリー交換不要。
5.
安定した通信: 920MHz帯域を利用することで、障害物の影響を受けにくい安定した通信が確保される。
導入事例と今後の展望
無線センサネットワーク「ミスター省エネ」は、2012年から数多くの導入実績があります。顧客のニーズを的確に捉えた製品群を展開し、温度・湿度・電力・CO2・照度・振動といったデータを見える化、Modbus機器との連携を可能にすることによって、省人化や省エネ、さらには脱炭素社会への移行に貢献しています。
まとめ
新たに発売された「プラットフォーム温湿度ノード(SW-42P1-1002)」は、農業や商業施設における効率的な温湿度管理を支援します。セイコーインスツルはこの製品を通じて、多くの事業者にとっての省エネと業務の効率化を実現することでしょう。ぜひ、この最新技術を手に取ってみてください。
価格と出荷開始時期
- - 価格: オープン価格
- - 出荷開始時期: 2024年8月