データベース高速化
2018-06-05 15:00:26

デイトリウムジャパンが物理サーバーでのデータベースを高速化する新技術を発表

デイトリウムジャパンが新技術を導入



2018年6月5日、デイトリウムジャパン合同会社は、業界初となる物理サーバーを使用したデータベースの高速化を実現した新たなハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)システム『Datrium DVX』を発表しました。本システムは、ベアメタルサーバーの特徴を活かし、高速なデータベース運用を実現します。

新しいHCIシステムの特長



デイトリウムジャパンが提案するこの技術は、データベース性能の向上を狙ったものです。従来の仮想化環境でのサーバーの使用が一般的でしたが、高いパフォーマンスを要するシステムでは、依然としてベアメタルサーバーが選ばれています。『Datrium DVX』は、物理サーバーの高性能を取り入れつつ、効率的な仮想環境を提供し、企業のインフラを一元管理できるプラットフォームとして位置付けられています。

PostgreSQLのサポート



今回のシステムでは、特にオープンソースのリレーショナルデータベースであるPostgreSQLに焦点を当てています。これにより、SSDやNVMeデバイスを用いて、キャッシュデータを全て一つの場所に集約することで、アプリケーションの処理速度を大幅に向上させることが可能です。データベースの処理時間を短縮するための機能が盛り込まれていることは、企業にとって大きなメリットとなるでしょう。その結果、ユーザーは効率的かつ安全にデータを取り扱える環境を享受できます。

性能の最適化と高い信頼性



さらに、『Datrium DVX』はデータの重複排除、圧縮、暗号化を実施することでセキュリティも確保します。特筆すべきは、サーバーのメーカーやモデルに制限がないため、ユーザーは最新の技術を取り入れたサーバーを自在に選択できます。これにより、企業は自社のニーズに合致した環境を構築できるというメリットがあります。

システム管理の負担軽減



従来、企業内でのサーバー管理は複雑でしたが、『Datrium DVX』によって、全てのデータ管理やバックアップ、クラウドへのデータの移行を一つの画面で操作可能となります。これにより、IT部門の運用負担が大幅に軽減され、業務の効率が向上します。

まとめ



デイトリウムジャパンが発表した『Datrium DVX』は、物理サーバーと仮想サーバーの利点を融合させた新しいインフラ環境を提供します。特にデータベースにおいて高い性能を求める企業にとって、今後のシステム構築の選択肢としてその価値が期待されます。データ管理や安全性、運用の効率化を全て兼ね備えたこの新技術が、どのように企業の IT 戦略を変えるのか、今後が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
デイトリウムジャパン合同会社
住所
東京都港区六本木6-2−31六本木ヒルズノースタワー17階
電話番号
03-5786-2170

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。