新感覚クラフトビール「有頂天エイリアンズ」の誕生
株式会社ヤッホーブルーイングと株式会社セブン-イレブン・ジャパンが共同で開発したクラフトビール「有頂天エイリアンズ」が、発売からわずか70日で100万本、3ヶ月間で累計出荷数量110万本を突破しました。このビールは、首都圏及び長野県・山梨県の約7,500店舗で先行発売された後、全国のセブン-イレブン及びセブン&アイグループ店舗で販売されています。
販売破竹の勢い
「有頂天エイリアンズ」は、そのユニークさと、想定を上回る販売成績で目を引いています。特にセブン-イレブンでの販売数は当初の計画を20%も上回りました。また、この商品は発売開始以来、5週連続でプレミアムビールカテゴリでの売上トップに輝いています。
成功の理由
「有頂天エイリアンズ」は、一般的なラガービールとは一線を画した風味を持っています。その見た目は濁り、口当たりはまろやかで、苦みは控えめです。そして、トロピカルな香りが際立っています。こうした特長は、ビールの購入者層を広げ、特に若年層や女性によく受け入れられています。実際、ビールカテゴリ全体と比較して若年層の比率は約2.3倍、女性比率は約1.3倍というデータがあります。
コストパフォーマンスの良さ
このビールは、約350円で提供されており、SNSでは「コスパ最強」と称賛されています。ヘイジーIPAは世界的に人気のスタイルで、特にアメリカでは市場シェアが急成長しています。こうした背景もあり、コンビニで手軽に本格的なクラフトビールが手に入ることで、消費者側の響き方が変わったと言えるでしょう。
他の商品との併売
「有頂天エイリアンズ」とスイーツやプレミアムアイスを一緒に購入する消費者が多く見られることも随所に現れています。このことは、定番ビールとは異なり、プチ贅沢な時間を楽しむための選択肢として、消費者に受け入れられていることを示しています。
個性的な開発プロセス
このクラフトビールは、セブン-イレブン・ジャパンとヤッホーブルーイングが、2年間という長い開発期間をかけて作り上げたものです。「濁った見た目」と「まろやかな口当たり」を実現するために、通常よりも多くのホップとオーツ麦を使用しており、この結果、クリーミーでシルキーな飲酒体験を提供しています。
このビールの名付け親は「有頂天」という言葉で、日常のタスクが終わった後の自由な時間を楽しもうというメッセージを込められています。エイリアンのデザインは、未知の味わいと新しい体験への期待を象徴しています。
まとめ
「有頂天エイリアンズ」は、その独自性と新鮮さによって、クラフトビール市場に新たな風を起こしています。打ち出されたコンセプトは多くの人々に共鳴し、これからの展開がますます楽しみです。ぜひこのビールで、自由な時間の充実を味わってみてはいかがでしょうか。