図書館業務の革新を目指す新しいシステムとは
2025年10月21日、
ユサコ株式会社は次世代電⼦資料管理統合ソリューション「
Alma Starter & Primo VE」と、図書館間貸借システム「
RapidILL」の専用サイトを公開しました。これらのシステムは、AIとグローバルネットワークを駆使し、図書館業務の効率化や研究活動の支援を実現することを目指しています。
デジタル化が進む現代の図書館
現代の図書館はデジタル化が進み、研究者や学生は膨大な情報の中から必要な文献を迅速に見つけ出す必要があります。しかし、従来の図書館システムでは複雑な検索操作や時間のかかる相互貸借手続きが、利用者の研究活動を妨げていました。これを解決するために、ユサコ株式会社は新たなサービスを開発しました。
Alma Starter & Primo VEの機能
「Alma Starter & Primo VE」は、次世代のデジタル資料管理ソリューションとして、以下のような特長を備えています:
- - 効率的な電⼦資料管理:合理化されたワークフローにより、電子リソース管理の作業が一元化。
- - 詳細な利用分析機能:ユーザー行動を分析し、サービス改善に活かすインサイトの提供。
- - AIによる書誌作成の支援:タイトルやISBNから書誌データを自動補完し、目録業務の負担を軽減。
- - 膨大なディスカバリーインデックス:5,000以上の提供元から55億以上のレコードを集約し、広範な文献検索を可能に。
- - 自然言語検索:自然言語での質問に対し、AIが関連性の高い記事を要約し、文献調査を効率化。
- - 直感的なインターフェース:ユーザー体験を重視した設計で、ストレスのない情報検索を実現。
RapidILLの特長
「RapidILL」は、世界750機関・20カ国以上で採用されている図書館間貸借システムです。このシステムの特長は次の通りです:
- - 24時間以内のデリバリー目標:電子ファイルのやり取りにより、国内外を問わず迅速な資料提供が可能。
- - 高いリクエスト成功率:効率化された仕組みをもとに、95%の成功率を実現。
- - 自動化されたワークフロー:従来必要な所蔵調査や送料確認をシステムが自動で処理。
- - オープンアクセス文献の自動チェック機能:即座にデリバリーに対応。
- - 相互貸借の理念を尊重:グローバルな図書館コミュニティとの協力体制。
今後の展望
ユサコ株式会社はこれらのシステムを通じ、図書館のDX推進及び学術研究の発展に貢献することを目指しています。そして「RapidILL」は無料トライアルも提供しており、実際の機能を体験する機会を設けています。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
- - 【Alma Starter】 こちら
- - 【RapidILL】 こちら
新しい技術とシステムが、図書館業務をどのように変えていくのか、今後の成果に注目です。