FUNDiTがみずほ銀行と共に約10億円の資金調達を実施しM&A推進へ

株式会社FUNDiT（東京都千代田区、代表取締役：廣瀬寛）は、株式会社みずほ銀行（東京都千代田区、代表取締役頭取：加藤勝彦）から9.6億円のM&Aロールアップ資金を調達したことを発表しました。この資金調達は、中小型IT事業のM&A及びロールアップを推進し、さらなる事業拡大を目指すために行われました。

今回の借入金は長期的な返済期間を設けているため、安定した事業運営が期待されています。また、FUNDiTは同時に、株式会社ZUU（東京都目黒区、代表取締役：冨田和成）、株式会社Macbee eight（東京都渋谷区、代表取締役社長：正田英之）、株式会社共同通信デジタル（東京都港区、代表取締役：伊地知晋一）からの第三者割当増資も実施しました。この資金を活用し、新たなM&Aの推進と共に、すでに保有する事業の価値をさらに高めることを目指しています。

FUNDiTは2021年11月の設立以来、急速に成長しており、100件以上のM&Aを積み重ねてきました。これにより、同社は中小型IT領域での存在感を強めており、日本の経済課題に対する解決策の一つとして注目されています。日本においては経営者の平均年齢が60歳を超え、2030年頃から既存事業の廃業が増加すると予測されています。その一方で、スタートアップ開業率は低く、競争力の維持が重要な課題とされています。

FUNDiTは、取得したWebサイトの運営を最適化し、生成AIを活用したメディアコントentの制作を通じて、運営効率や収益性の向上を図っています。今回の資金調達によって、更なるM&Aが進めば、従来の問題を解決する新たな道が開けるでしょう。

みずほ銀行の部長、遠藤礼次郎氏は、M&Aの活性化が日本経済の発展に寄与すると強調しており、FUNDiTの成長を支援することが重要であると述べています。この支援によって日本社会の課題解決に貢献することが期待されています。

エクイティ調達について

今回の資金調達はまた、第三者割当増資として実施され、雇用主や他の企業が資金調達を行う場にもなりました。出資先からは、各社の役員がコメントを寄せており、特に株式会社ZUUの冨田和成氏は、FUNDiTとの合弁会社設立による共同事業の推進にも期待を示しています。つまり、FUNDiTが日本のIT事業投資や中古型IT企業のExitを活性化することで、業界全体の成長に寄与するのではないかと考えられています。

同社にとって、設立から3年という短期間で100件以上のM&Aを成し遂げていることは、圧倒的なスピード感と実行力を示しています。株式会社Macbee eightの正田英之氏も、同社のM&Aにおける目利きとPMI（事業統合プロセス）の力に注目しており、業界全体の成長を牽引する存在となることを期待しています。

また、伊地知晋一氏は、企業が持つ課題への理解と、FUNDiTとの協力による地方事業の支援の重要性についても強調しており、長期的には地域解決にも取り組む考えを示しています。

このように、FUNDiTは企業のM&A活動を通じて、日本経済の発展と解決策の提示に貢献し続けるでしょう。今後もこの動向に注目が集まります。