新型電力量計の発表
2025-05-21 13:18:08

大崎電気、新型直流電力量計を発表しEV充電インフラに貢献

大崎電気新製品発表



大崎電気工業株式会社は、新型の直流電力量計を開発し、2025年6月1日からの受注を開始することを発表しました。この製品は、特に電気自動車(EV)の急速充電器に取り付けられることを想定しており、従来の125Aモデルから大容量の350Aモデルにアップグレードされ、より多くの電力量を正確に計測することができます。

開発の背景



近年、EVの普及や再生可能エネルギーの利用拡大が進み、それに伴い新たな電力計測の需要が高まっています。この新製品は、高出力型のEV用急速充電器の普及に対応し、また太陽光発電や蓄電池といった産業用設備の電力量管理にも役立ちます。

経済産業省は2023年10月に示した「充電インフラ整備促進に向けた指針」において、高出力型の充電器の導入拡大や料金に応じた従量制課金の導入を進める方針を発表しました。それにより、充電器の設置が倍増し、より短時間での充電が可能になることが期待されています。これに呼応する形で、当社の新型電力量計も高出力モデルに適合し、従量制課金のニーズに応えることが可能となります。

特徴と利点



本製品の最大の特徴は、直流電力を直接計量できる点です。EV用急速充電器や他の直流機器に取り付けることで、電力変換のロスを最小限に抑えつつ、効率的なエネルギー管理が実現します。また、この電力量計はコンパクトデザインを採用しており、設置の柔軟性が高く、様々なスペースに適合します。

さらに、一部の計量器には特定計量制度に基づく届出が必要ですが、本製品はその条件を満たしており、電力量の取引にも利用できることが保証されています。これにより、顧客は安心して使用することができます。

製品概要



この新型直流電力量計の型名はA9AA-RN11で、定格電圧はDC450V、定格電流はDC350Aです。質量は約0.4kg、コンパクトな本体サイズは100mm×96mm×65mmとなっています。また、センサー部分は102mm×42mm×31mmと、スペースを取らない構造になっています。

受注開始日と展示会情報



本製品の受注は2025年6月1日から開始されます。また、前々日には「JECA FAIR 2025~第73回電設工業展~」に出展予定で、多くの関係者との情報交換やプレゼンテーションが期待されます。展示会は大阪のインテックスで開催され、詳細な情報は公式サイトで確認できます。

まとめ



大崎電気の新しい直流電力量計は、EV充電インフラの強化や再生可能エネルギーの普及に向けた大きな一歩です。環境に配慮したエネルギー管理を実現するこの製品は、充電インフラの未来を支えることでしょう。


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会社情報

会社名
大崎電気工業株式会社
住所
東京都品川区東五反田2-10-2東五反田スクエア
電話番号

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