SailPointが発表した新たなアイデンティティセキュリティの調査結果
アイデンティティセキュリティのリーダーであるSailPointテクノロジーズジャパンが、株式会社アイ・ティ・アールと共に実施した「アイデンティティセキュリティに関する実態調査2025」の結果が発表されました。この調査は、企業のIT戦略やアイデンティティ管理、セキュリティに関与する役職者を対象にしており、年々厳しくなるセキュリティの現状を反映した重要な内容となっています。
調査の背景と目的
最近の企業におけるデータ漏洩やセキュリティインシデントの増加に伴い、アイデンティティの管理は企業セキュリティの中核を担っています。特に、サプライチェーン経由での情報漏洩や、非正規社員によるセキュリティリスクの常態化が問題視されています。従来の境界型セキュリティモデルはもはや機能せず、環境に柔軟に対応できる新しい戦略が求められる時代が到来しています。
調査結果では、社員数が急増する中で、企業がアイデンティティをどのようにセキュリティの要として位置付け、管理しているかが明らかにされています。特に、AIエージェントの増加とそれに伴うセキュリティリスクに対する意識が高まっていることが記されています。
調査結果の要点
調査の結果、企業の危機意識は高まっており、特に「データ・プライバシーリスクの低減」や「事業継続の管理」が重視されていることがわかりました。これは、今後の攻撃に対する耐性を高めるための重要な動きです。また、静的なアイデンティティ管理から動的な管理へのシフトが見られることも注目ポイントです。
主な調査結果:
1.
危機感の高まり: ITコスト削減の優先度が下がる一方で、データ・プライバシーリスクやサプライチェーン管理の重要性が増加している。
2.
情報漏洩への対応: 特に第三者やサプライチェーンのリスクからの情報漏洩が増加し、企業の多くがアイデンティティに関連するリスクに直面している。
3.
マシンアイデンティティの増加: DXやクラウド、IoTの発展に伴い、マシンアイデンティティの数が人間のアイデンティティを上回ることが多数の企業で確認されている。
4.
AIエージェントの管理: 42%の企業がAIエージェントの拡大リスクを認識し、運用ルールの策定に着手しているが、その実効性確保が今後の課題となる。
まとめ
調査の結果は、アイデンティティが企業のセキュリティにおける中心的な役割を果たすべきであり、動的なリスク管理が必要不可欠であることを示しています。SailPointテクノロジーズジャパンの福島氏は、静的なアイデンティティ管理から脱却し、リアルタイムでのリスク制御が重要であると述べています。企業はアイデンティティを強化しつつ、AI時代のデジタル変革を推進する体制を整える必要があります。これからの企業にとって、アイデンティティ管理の進化は急務であると言えるでしょう。
調査レポートの全文は以下からダウンロード可能です。