ヤマキと武庫川女子大学による新たな挑戦
ヤマキ株式会社は、兵庫県にある武庫川女子大学との協力を通じて、だしの新たな価値を創出する試みを開始しました。この取り組みは、同大学食物栄養科学部の3年生を対象にした産学連携で、2026年度に展開されるメニュー開発教育プログラムの一環です。学生たちは「和食と他国の食文化を融合させたフュージョン料理」をテーマに、かつお節とだしを活用したメニュー開発に挑みます。
取り組みの背景
ヤマキは、「YAMAKI Vision 2035」として世界のかつお節屋、だし屋としてのブランドを確立することを目指しています。食文化の多様化とグローバル化が進む中で、かつお節とだしの新たな価値を発見することが求められています。そのためには、若い世代の独自の感受性や発想が非常に重要だと考えています。
このプログラムは、学生が新しいメニューアイディアを創出する場であり、かつお節やだしの新しい利用法の創造を目指しています。さらに、生活者の視点を取り入れた提案も行うことで、より良い未来に向けた価値を提供していきます。さらに、この取り組みはかつお節やだし文化の未来へ継承し発展させる大切な活動とも位置付けられています。
プログラム概要
このプログラムでは、世界各地の食文化と日本の食材の組み合わせを通じて、かつお節とだしの新しい活用方法を考えています。前期はメニューアイディアの創出、後期はそれを具体的なレシピにしていく過程で、味や再現性を高めていきます。2026年5月23日には、ヤマキの社員による講義が行われ、学生たちはかつお節とだしに関する基礎知識を得るだけでなく、実際の削り体験やだしの試飲も行い、理解を深めました。
講義の内容
講義は「基礎知識を学ぶ講義パート」と、五感を用いて体験する「体験パート」の2部構成で実施されました。参加した学生は、かつお節の削り方を体験し、削りたてならではの香りや風味を楽しみました。また、だしの飲み比べを通じて、かつお節のさまざまな特性を実感し、その違いについての理解を深める機会となりました。
学生の声
学生たちは、かつお節やだしについての関心が高まったと感じており、講義を受けることで新たなアイデアや発想の幅が広がったという意見が多く寄せられました。彼らにとって、この貴重な体験が今後のメニュー開発における原動力になることが期待されています。
今後の展望
今後、学生たちのアイデアを基にレシピの試作と検証を重ね、具体的な提案を行う方針です。その成果は2027年にヤマキのウェブサイトで共有され、一般の人々にも届けられる予定です。この取り組みによって、かつお節とだしの新たな魅力を発信し、若者との接点を増やし、新しい食文化の創造を促進することが目指されています。
武庫川女子大学について
武庫川女子大学は、兵庫県西宮市に本部を置く総合大学で、1970年に設立されました。特に食創造科学科は、食産業界に新しい価値をもたらす人材の育成に力を入れています。実践的な教育を通じて、学生たちは多様な食文化を理解し、未来の食文化を築くためのスキルを身に付けています。
ヤマキの取り組み
ヤマキ株式会社は、かつお節とだしを通じて「おいしさ」と「健康」、さらに「食文化の継承」を促進することを目指しています。彼らの「ヤマキかつお節プラス®」は、生活者にかつお節の新しい魅力を伝えるための活動として広く展開されています。ヤマキの取り組みは、日本の伝統文化を未来へ引き継いでいく大切な役割を果たしています。