新たな取り組み、バットビールプロジェクトの誕生
2025年11月22日(土)、北海道北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」にて、待望の新製品『そらとしば シーズナル#16 バットエール2025』が数量限定で提供されます。このビールは、北海道日本ハムファイターズの選手たちが使用した折れたバットをアップサイクルした、全国でも特異なプロジェクトの成果です。
バットをアップサイクルする意義
『そらとしば バットビールプロジェクト』は、折れたバットを新たな価値に変える試みです。このプロジェクトでは、ファンが選手が使ったバットの加工に参加しつつ、クラフトビールとキーホルダーを作り出します。昨年の初回イベントでは、なんと400名という応募が殺到し、参加定員を大幅に上回る人気でした。
プロ野球界では年間約10万本以上の木製バットが使用され、その多くはリサイクルされていますが、ビールの原材料として再利用されるのは日本で唯一の試みです。バットは通常、箸や置物としてリサイクルされることが多いですが、今年は使用するバットの本数を6本から10本に増やすことで、さらに多くのファンにお楽しみいただける機会を提供することになりました。
初めての加工イベント
2025年9月27日(土)、選手たちが使用したバットの加工作業が実施されました。このイベントには50名のファンが参加し、選手の思い出に浸りながらのこぎりやナタを使ってバットを加工しました。参加者は選手が実際に使っていたバットの汚れや塗装を落とし、ビール醸造に適した状態へと整えました。
水蒸気蒸留という手法
折れたバットは、ファンと共に加工された後、特別な方法で香気成分を取り出します。水蒸気蒸留という技術を使い、バットのウッディ香をビールに加えるのです。この工程により、完成したビールにはバット特有の爽やかな香りが見事に表現されています。合成香料では味わえない、自然な風味が楽しめるでしょう。
完成したビール『そらとしば シーズナル#16 バットエール2025』は、11月22日より提供が開始され、生産量も昨年の1.5倍に増加しています。
村田稀水ブルワーのコメント
開発に携わったブルワーの村田稀水(通称:まれみん)は「スッキリとしたドライな味わいで、何杯でも飲めるビール」と、自信を持ってアピールしています。これを飲むことで、ファンは選手たちの活躍を持ち寄り楽しむことができます。特に、ビールの味わいがファンの熱い応援と結びつくことで、より一層思い出を共有できるはずです。
キーホルダーやタップハンドルのリメイク
香りの抽出後、残ったバットの端材は無駄にせず、キーホルダーやタップハンドルに生まれ変わります。キーホルダーは、11月8日(土)に行われるイベント参加者にプレゼントとして配布される予定です。また、ビールサーバーのタップハンドルとしても活用されるものもあり、来場者はその特別なアイテムを体験することができます。
製品情報
- - 製品名: そらとしば シーズナル#16 バットエール2025
- - スタイル: フリースタイルライトエール
- - アルコール: 5.0%
- - 販売価格: レギュラー(420ml)900円、レギュラープラス(510ml)1,100円
- - 販売期間: 2025年11月22日(土)~未定
日本の工芸やスポーツ文化の融合を体現する新たなプロジェクト、今後もどのように発展していくか目が離せません。ファンが直接参加することで生まれるこのビールが、多くの笑顔を生み出すことを期待しています。