新しい防災支援モデル
2023-09-12 09:44:29
100年後の防災を見据えた新しい支援モデル「WAA ReSCue」
100年後の風景を描く「WAA ReSCue」の挑戦
2023年9月1日、私たちは関東大震災からの歴史を踏まえる形で新たな一歩を踏み出しました。それが「WAA ReSCue(ワーレスキュー)」です。このプロジェクトは、未曾有の災害が待ち受ける未来に向け、地域の人々が連携して支援人材をシェアし合うためのネットワークを構築することを目指しています。
「ぼうさいこくたい2023」では、災害時に必要な人材をどう育て、どう活かしていくかが、重要なテーマとして掲げられています。一般社団法人助けあいジャパンとTeam WAA!の共同によってスタートしたこの取り組みは、参加者同士の繋がりを深め、防災人材を生かせる環境を整えるための基盤を固めることを目的としています。
WAA ReSCueの誕生背景
WAA ReSCueの発起人たちは、100年前の関東大震災を経験した人々の知恵や努力を忘れず、そこから学んでいます。その際、ボランティア精神が重要な役割を果たしました。今、私たちはその精神を受け継ぎつつ新しい時代に即した形で、地域社会の「顔の見える」繋がりを創出し、彼らが連携して支援活動を行えるネットワークを築くことが求められています。
災害時支援人材の新しい形
災害支援のための人材育成に向け、WAA ReSCueではこれから講義を通じて多様な関連知識や技術を提供していきます。また、防災ワーケーションのような新しい取り組みによって、平時からの準備を促進することを目指しています。これにより、参加者は単に知識や技能を習得するだけでなく、実践を通じて自らの役割を見出し、地域貢献に努められるでしょう。
具体的な活動内容と登壇者
2023年9月17日には、横浜国立大学で開催予定のフォーラムにおいて、著名な研究者たちが参加します。東京大学の目黒公郎教授や、名古屋大学の福和伸夫名誉教授が登壇し、防災における最新の試みや見解を示します。これにより、参加者は専門家からの貴重な知識を得ることができ、より充実した防災の理解を深められるのです。
特に、石川淳哉氏は、災害支援に関連した数々の実績を持つプロデューサーであり、彼自身が実施している社内プロジェクトも多く、厳しくも温かい視点で支援の在り方を模索しています。一方で、島田由香氏は「ウェルビーイング」の重要性を強調し、持続可能なコミュニティづくりに熱を入れています。
まとめ
「WAA ReSCue」は、地域の人々が手を取り合い、平時から助け合う意識を育むことにより、次の世代に向けた持続可能な防災体制を整えていくことを目指しています。このネットワークが実現することで、災害のリスクに立ち向かう力強い地区社会が育成されるでしょう。この取り組みが、将来の日本の防災の礎となることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人助けあいジャパン
- 住所
- 御殿場市東山990御殿場コート4J
- 電話番号
-
090-7234-6988