新たな風を感じる宮城県のクラフトビール醸造所「Faló Brewing」の誕生

宮城県山元町に新たに誕生したクラフトビール醸造所

この度、宮城県亘理郡山元町に、株式会社ファロが手掛けるクラフトビール醸造所「Faló Brewing」が竣工しました。私たちのビールが地域と共に発展することを願い、地元の魅力を引き出した新しいビール作りに挑戦します。

醸造所の背景と意義

「Faló」はイタリア語で「焚き火」を意味します。焚き火の周りには人々が集まり、語り合い、楽しむ光景が広がります。この醸造所も、地域の人々にとっての「焚き火」のような存在でありたいという想いから名付けられました。私たちは「ビールで明日をちょっとしあわせに」というミッションのもと、地域とも関わりながらビールを作り出していきます。

３つの軸でのビール作り

私たちの醸造所では、以下の3つのポイントに基づいてビールを製造していきます。

1. 質の追求とユニークなもの造り

当醸造所では、国際的な品評会での受賞経験を持つ技術を活かし、品質と新しさを兼ね備えたビール作りに挑戦します。

2. 地域性を感じるビール

地元の特産物や規格外の農産物を最大限に活用し、地域の風土や文化が表現されたビールを提供します。さらに麦芽の再利用を図り、環境に配慮した持続可能な醸造を目指します。

3. コミュニティの中心として

この醸造所は、地域に深く根ざし、人々が集える場所として役立つことを目指します。閉校となった旧坂元中学校の跡地をリノベーションして生まれたこの場所は、地域住民にとって懐かしの場となることでしょう。

代表の半田成さんのビジョン

この醸造所を手掛ける半田成氏は、食品業界での豊富な経験を持つプロフェッショナルです。彼は、国内外での醸造業務を経て「ビールを通じて人と地域を繋ぎたい」という思いから、この地域での事業を決意しました。特に大震災からの復興を目指す山元町において、ビールの力を借りて地域の魅力を再発信したいと考えています。