大阪・関西万博で魅せる未来の食文化「ミライの嚥下調整食」

大阪・関西万博での新たな食の提案

2025年8月、高まる期待の中、大阪・関西万博にて「ミライの嚥下調整食」が披露されました。クックデリ株式会社が提供するこの食は、高齢者や摂食嚥下障害を持つ方々のために開発されたもので、見た目や味のクオリティが新しい次元へと進化しています。デモンストレーションでは、実際の試食を通じてその魅力が体感され、多くの来場者から支持を得ました。

知っておくべき摂食嚥下障害

日本国内では多くの方が摂食嚥下障害に悩み、これは高齢者に限らず、若齢層にも影響を及ぼす可能性があります。従来の嚥下調整食は、見た目の魅力が乏しく、味がぼやけがちであることが課題です。そのため、多くの人々が食事の楽しみを失い、結果として食欲が低下し、フレイルに繋がるリスクがあることが指摘されています。

「ミライの嚥下調整食」の特長

クックデリが提案する「ミライの嚥下調整食」は、まるで本物の料理と見間違うような仕上がりです。実際にデモキッチンには、2日間で1,200名以上の方が訪れ、その味や見た目に驚きの声を上げました。「素材の風味がしっかり感じられ、おいしい」との感想や「利用者にぜひ食べさせたい」との声が寄せられました。

アジアの栄養士たちとの連携

また、シンポジウムでは、アジア各国の栄養士が集まり、病院給食の未来についての議論が行われました。クックデリの管理栄養士も登壇し、急増する調理師不足や設備の課題を共有。完全調理済みの冷凍食品が如何にして調理時間の短縮・安全な食事提供を実現するかを発表しました。この取り組みは、国境を越えた問題解決の糸口ともなり、希望の光となるでしょう。

食の未来を共に創造するクックデリ

クックデリ株式会社は、高齢者施設向けに完全調理済みの冷凍食品を提供し、全国約7,000の施設に1日18万食を届けています。日本は急速な高齢化が進む中、人手不足という深刻な課題に直面しており、クックデリのサービスはその解決に寄与しています。安全で栄養バランスに優れた食事を提供することで、すべての関わる方々に喜びを提供し、高齢者の食文化の未来を切り拓いていきます。