『SUSHI POLICE』受賞
2015-05-29 10:00:03

カンヌ国際映画祭で受賞した日本の3DCGアニメ『SUSHI POLICE』の意外な背景

カンヌ国際映画祭で受賞した日本のアニメ『SUSHI POLICE』



2015年に行われたカンヌ国際映画祭で、日本の3DCGショートアニメ『SUSHI POLICE』がポスター賞を受賞しました。この作品は、かつて日本政府が海外メディアから批判を受けた「スシポリス事件」にインスパイアを受けて制作されたものです。ポスター賞は、「The Hollywood Reporter」誌が選出するもので、最も期待される作品に贈られますが、今年の受賞作品の中で日本のものは『SUSHI POLICE』だけでした。

スシポリス事件とは何か?



「スシポリス事件」とは、2006年に起こった出来事です。当時、日本政府は、海外で浸透していた誤った日本食に対抗するため、正しい日本料理を提供するレストランを認証する制度を設けることを発表しました。この動きに対して、海外メディアは「スシポリスがやって来る」と揶揄し、批判的な報道を行いました。結果的に、政府はその制度の実施を見送ることになりました。この事件が『SUSHI POLICE』の根底にあり、作品はその社会的文脈を背景に持っています。

受賞の意義



今回の受賞は、日本のアニメーション業界にとって重要な意味を持ちます。カンヌ国際映画祭は映画界における最高峰のイベントの一つであり、その中での受賞は海外でのアニメ作品の評価を高めるきっかけとなります。『SUSHI POLICE』はそのユニークな視点と日本文化への深い理解を持った作品として、今後の国際的な展開が期待されています。

また、発表にあったように、ヨーロッパでのセールスはセルロイドドリームス社と契約を結び、北野武監督や三池崇史監督の作品を多く手がけてきた会社に委託されました。このセールス会社は、過去に多くの国際映画祭で賞を受賞した作品を手掛けており、『SUSHI POLICE』がこれからどのように評価されるのか、非常に注目です。

制作背景



『SUSHI POLICE』の制作を手掛けたのは、セディックインターナショナルとKOO-KIという会社です。セディックインターナショナルは、過去にも多くの名作を制作しており、その中にはアカデミー賞を受賞した『おくりびと』も含まれています。一方で、KOO-KIは東京五輪のPR映像も制作しており、国際的なクリエイティブ集団として知られています。

今後の展望



『SUSHI POLICE』は、これから国内でも放映される予定ですが、その詳細は後日発表されることになっています。この作品が、国内でどのように受け入れられるかも大いに注目されます。また、国外での反響がどうなるのか、続報に期待が寄せられています。

まとめ



『SUSHI POLICE』は、過去の事件を背景に持ちつつ、アニメーションとしての新しい表現方法を追求した作品です。カンヌ国際映画祭での受賞は、そのクオリティとインパクトを証明するものと言えるでしょう。今後の展開から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社セディックインターナショナル
住所
東京都港区南青山7-13-28CAPRICE#203
電話番号

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