アグロデザインの測定
2025-06-18 13:06:24

夏の放射光研究が新たな可能性を開く!アグロデザインのX線測定サービスの提供開始

夏の放射光研究が新たな可能性を開く



アグロデザイン・スタジオの新たなサービス



千葉県柏市に拠点を置く株式会社アグロデザイン・スタジオは、医薬および農薬の研究開発において重要なX線結晶回折測定サービスの受付を開始しました。今年の夏、日本では困難な環境下での創薬研究を支援するため、フランスの放射光施設であるESRF(European Synchrotron Radiation Facility)を活用しています。これにより、国内の電力消費の影響を受けずに夏でも測定が行える環境が整います。

今年の夏、日本の研究者にとっての挑戦



日本の放射光施設は、電力消費が極めて高く、特に夏期には運転が停止されることが多いです。これは患者にとって待望の新薬の開発に大きな遅延をもたらしてきました。しかも、近年の化石燃料の高騰により、国内の運転期間がさらに短縮される傾向があります。この環境において、アグロデザインはESRFの利用によって、どのように創薬研究を支援できるのでしょうか。

フランスのESRFの利点



フランスは、江戸時代の日本の気候と类似した気候条件を持ち、夏でも穏やかな環境が保たれています。すなわち、ESRFは夏期でも安定して運転することができ、医薬品や農薬の研究に携わる研究者にとって貴重な設計となっています。加えて、フランスは70%以上の電力を原子力発電で賄っており、再生可能エネルギーも加わることで、安定した電源構成を持っています。これにより、ESRFは夏場でもスムーズに稼働することが可能となっているのです。

提供されるサービスの概要



アグロデザインが提供する「海外放射光測定サービス」では、研究者が凍結した結晶サンプルを同社に送付するだけで、複雑な国際輸送手続きを省略できます。Qユニット「Uni-Puck」に16個の結晶を保存し、税別198,000円でサービスを受けることができます。さらに、アグロデザインは、AI創薬スタートアップや受託会社向けに特別価格の設定も行っています。

AgroBox®によるフルサポート



さらに、アグロデザインの「AgroBox®」サービスを利用することで、結晶化スクリーニングから構造モデリングまでトータルサポートを受けられます。このフルサービスでは、ESRF測定が付加料金なしで活用できます。

今後の展望



2025年の夏には、アグロデザインがESRFのビームタイムを176時間確保しています。これにより、持続可能で効果的な研究環境を提供し、創薬研究や構造生物学研究を促進することが期待されています。フランスのESRFでのX線結晶回折測定により、日本の研究者が新たなデータを得られることを目指しています。

詳細情報は、アグロデザイン・スタジオのウェブサイトやAgroBoxのページを訪れてご確認ください。未来の医薬品開発に向けて、新しい可能性が開かれることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社アグロデザイン・スタジオ
住所
千葉県柏市柏の葉六丁目2番地3東京大学柏IIキャンパス産学官民連携棟303
電話番号

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