再エネ普及の新たなステップ
株式会社サンヴィレッジと泓徳能源科技日本株式会社(HDRE社)は、新たに国内で高圧の系統用蓄電所を13カ所開発する基本合意契約を結びました。このプロジェクトは、再生可能エネルギー(再エネ)普及の加速を目指す重要な取り組みとして注目されています。
サンヴィレッジの取り組み
栃木県足利市を拠点とするサンヴィレッジは、地域との調和を重視したポリシーのもと、太陽光発電所の開発や建設に力を入れてきました。さらに、同社は非FIT型の太陽光発電所の開発にも積極的に取り組んでおり、業界の先駆者としての役割を果たしています。近年の再エネ導入の拡大に伴い、電力系統が不安定化し、出力抑制が求められる中、蓄電池の活用はますます重要になっています。
HDRE社とのパートナーシップ
新規蓄電所プロジェクトにおいてサンヴィレッジは、2023年から日本で事業を展開するHDRE社と提携しました。HDRE社は高圧蓄電池や特高圧蓄電池、太陽光発電プロジェクトの推進を行っており、2023年の長期脱炭素電源オークションでは、二つの大規模案件(合計約100MW)を落札した実績があります。HDREグループは台湾で設立され、さまざまなスマートエネルギーサービスを提供しています。
蓄電所の概要と開発計画
新たに開発される系統用蓄電所の容量は2MW/8MWh(高圧)で、開発する蓄電所は計13カ所です。開発エリアとしては、東京電力管内や中部電力管内を中心としています。また、使用される蓄電池はSUNGROW製の「PowerTitan蓄電システム」で、連系は2025年7月から順次行われる予定です。
具体的な今後の動きとしては、実際の運用開始に向けた準備が進められており、再エネ発電をより安心・安全に供給できる体制を整えていく予定です。これにより、再エネの導入が進む中で、電力系統の安定化が期待されます。
まとめ
サンヴィレッジとHDRE社の提携は、地域のエネルギー供給をより持続可能なものにするための重要な一歩です。二つの企業が持つ能力を活かし、再生可能エネルギーの拡充と安定供給を目指すこの取り組みは、今後の電力インフラにも大きな影響を与えることが期待されています。
詳細やお問い合わせは、サンヴィレッジ本社にて承っております。