横浜市水道局が全国的な技術提案を募集
横浜市水道局では、効率的な水道事業運営を目指し、技術提案を全国23の水道事業体と共に募集しています。これは、東京都水道局や大阪市水道局などが参加する「水道ICT情報連絡会」の一環として行われ、さまざまな企業や技術者からの知恵を集める試みです。私たちの水道事業は様々な課題を抱えており、それに対する解決策を探求するため、民間企業のみなさまの参加を呼びかけています。
提案内容について
募集している提案は現在138件に上りますが、特に以下のような課題についての技術提案が求められています。
- - 大口径の水管橋や水路橋の劣化診断: 安全性を確保するため、劣化の進行状況を正確に把握・診断するための新しい技術が必要です。
- - コンクリート構造物の状態監視: 効率的かつ客観的な監視が実現できる技術を募集中です。
- - 通信方式に対応したスマートメーター: 様々な通信方式に柔軟に対応できる一体型スマートメーターの開発が求められています。
提案方法は非常にシンプルで、水道ICT情報連絡会の公式ホームページにアクセスし、事業体の課題リストを確認後、技術提案フォームを通じて送信してください。
提案の締切
提案の締切は令和8年1月16日(金)17:00となっています。この締切は次回の「第7回情報連絡会」で正式に発表するためのものであり、それ以降も常時技術提案を受け付けています。
水道ICT情報連絡会について
新たな技術を水道事業に活用するため、横浜市、東京都、大阪市が連携して設立した「水道ICT情報連絡会」。この団体は現在、計23の水道事業体で活動しており、問題解決のために様々な企業や専門家と協力しています。
第7回情報連絡会の概要
第7回情報連絡会は令和8年6月末に東京都内で開催される予定です。具体的な日程や場所については後日発表があるとのこと。技術提案のプレゼンテーションや資料展示も行われ、参加者同士の意見交換の場を提供する予定です。ただし、プレゼンや展示の参加者数は会場の都合により調整される可能性があります。
これからのための道
前回の情報連絡会では374名が参加し、各企業の技術提案に関する熱心な説明が行われました。水道事業を支える新しい技術がどのように導入されていくのか、今後の展開が楽しみです。横浜市水道局は、このような草の根的な取り組みを通じて、持続可能な水道事業の確立に努めています。
興味を持たれた方は、ぜひ技術提案をしてみてください。次世代の水道事業を共に築いていくチャンスです!