新たな防犯支援システムの開発が進む
株式会社ジザイエが、広島県が推進する「ひろしまAIサンドボックス」に採択されたことが発表されました。この取り組みは、広島県内の防犯ソリューション企業であるCIA株式会社と連携し、AI技術を駆使した新しい防犯支援システムの開発を目指しています。
プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、万引き行為の可能性があるシーンを自動的にAIが抽出し、最終確認を人が行う「AI×Human-in-the-Loop型」のシステムを構築します。これまでの防犯業務では、長時間の映像を人が目視で確認する必要があり、多大な工数を要していましたが、新しいシステムではAIが膨大な録画映像から確認が必要な候補シーンを抽出します。これにより、防犯業務の効率化と確認時間の短縮を実現することが期待されています。
ひろしまAIサンドボックスとは
「ひろしまAIサンドボックス」は、地域や企業が抱える課題解決に向けたAIの活用を推進するプロジェクトです。AI開発事業者と地域企業が協力し、広島発の新しいビジネスモデルやサービスを生み出すことを目指しています。
不明ロス削減の重要性
国内の小売業界では、万引きなどによる不明ロスが競争上の大きな課題となっており、特に人手不足が進んでいる現在、防犯カメラ映像の確認業務は多くの人手を必要としています。ジザイエは、AIと人の協力により業務を効率化し、これに伴う人的リソースの最適化を目指しています。
AIと人の協働モデル
このプロジェクトの特徴は、AIによるデータ分析と人間による判断を組み合わせることです。AIが自動的に抽出した候補を人間が確認することで、より迅速で正確な防犯業務が可能になります。また、この確認結果はAIの学習データとして活用され、AIのさらなる精度向上に寄与します。
今後の展望
ジザイエは、このプロジェクトを通じて全国へ展開していく考えです。まずは広島県内での実証を行い、防犯業務の効率化と不明ロスの削減を目指します。その後、得られたノウハウを建設や製造など、防犯分野以外の業界にも展開し、世界に向けた新たな社会インフラの実現を目指していきます。
共同企業紹介
- - CIA株式会社:広島市に本社を置き、防犯ソリューション事業を展開。万引き対策や調査・分析業務に豊富な経験を持つ。
- - ジザイエ:遠隔業務に特化したスタートアップで、現場OSを展開。ビデオ映像やデバイスの制御を一元管理し、物理的制約を超えた新たな就労基盤を提案。
まとめ
「ひろしまAIサンドボックス」の取り組みは、広島から新しい防犯ビジネスモデルを生み出し、全国に広がる可能性を秘めています。ジザイエとCIAの協力による新しいシステムの実現は、地域だけでなく日本全体における防犯文化の進化を期待させます。