プライバシー技術提携
2025-07-16 10:38:40

AcompanyとKDDIがプライバシー保護技術に関する提携を発表

AcompanyとKDDIの新たな提携が拓くプライバシー保護の未来



2025年7月16日、名古屋市に本社を置く株式会社Acompanyと東京都港区にあるKDDI株式会社が、個人情報や位置情報を含むビッグデータをより安全かつ効果的に活用するための技術開発に向けて提携を開始することを発表しました。この提携は、データの利活用におけるプライバシー保護を強化し、AIへの応用を進めるための重要な一歩となります。

プライバシー保護の必要性



近年、AI技術が急速に進歩する中、金融、ヘルスケア、教育、マーケティングなどの分野で、顧客データの重要性が増しています。しかし、これに伴い個人情報の漏洩やプライバシー侵害といったリスクも浮上しています。Acompanyは、データの計算プロセスを秘匿する秘密計算技術を提供することで、こうしたリスクを軽減することを目指しています。

提携の詳細



1. プライバシー保護技術の開発



Acompanyは、通信や金融といった多様なサービスに関連するビッグデータを通じてAIモデルの開発を行うKDDIと協力し、プライバシー保護技術の進化を加速させる計画です。共に行うデータクリーンルームの開発を通じて、多くの企業に対し、秘匿化されたデータ連携の技術を提供し、その結果、より高い安全性のもとでデータの利用が可能になることを目指しています。

2. プライバシーガバナンスの強化



さらに、AI技術の急速な普及に伴い、プライバシー保護への適切な対応が要求される中、Acompanyはその専門知識を活かし、KDDIグループ全体でのプライバシーガバナンスの向上を図ります。この取り組みは、プライバシーテック協会の活動を通じ、社会全体でのプライバシー保護の重要性の理解を促進するものです。

プロジェクトの目指すべき方向性



AcompanyのCEOである高橋亮祐氏は、この提携がAcompanyのミッションである「Trust. Data. AI.(すべてのデータとAI活用に信頼を)」の実現に向けた重要なステップと位置づけています。KDDIの代表者も、両社が共に構築するプライバシー保護技術の基盤が、データの安全な利用とイノベーションの両立を可能にし、豊かで持続可能な社会の実現につながると語ります。

企業の背景



Acompanyは、2018年に設立されたスタートアップで、プライバシー強化技術に特化した製品やサービスを提供している企業です。特に秘密計算に関しては、インテル社との共同研究を通じた実績もあり、その専門性を活かしてKDDIとの協業を進めることになります。一方のKDDIは、データドリブンや生成AIをコア事業とする企業で、持続可能な成長に向けた取り組みを進化させています。

結論



AcompanyとKDDIの提携は、プライバシー保護技術の発展と安全なデータ活用の推進に向けた重要な動きです。企業間のデータ連携を安心して行える環境が整うことで、さまざまな分野でのAI活用がさらに進むことが期待されます。私たちの未来に向けたこの一歩が、新たな可能性を切り開くことは間違いありません。


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会社情報

会社名
株式会社Acompany
住所
愛知県名古屋市西区那古野二丁目14番1号 なごのキャンパス
電話番号

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