ラブレターズが語る「ラブレターの魅力」と新刊『ラブレターStories』の魅力

2024年のキングオブコントに輝いたラブレターズが、新たに発表された書籍『ラブレターStories』をテーマに独占インタビューに応じました。この本は、友情や家族の絆、恋愛を描いた青春物語で構成された全8話から成っています。彼らは、自身の学生時代の経験を通じて、ラブレターの重要性やその魅力について熱く語りました。

学生時代の思い出

溜口さんは、中学校時代に告白された女の子へのエピソードをシェアしました。当時、彼は野球部に所属していて、自分の力に自信がない時期でしたが、その女の子の応援がきっかけで、初めてバッティングができた瞬間を非常に印象深く記憶しているとのこと。彼は、相手からの支援が自分の力を引き出すきっかけになることがあると述べました。

一方、塚本さんは、高校1年生の時に初めてできた彼女との思い出を振り返りました。彼はテニス部に所属し、一生懸命部活動に励んでいましたが、夏休みが明けると彼女が他の人と付き合っていることに気付かされました。彼女とのデートや楽しい思い出があったものの、その終わり方は彼にとって大きなショックだったと語りました。

ラブレターの重要性

インタビューで彼らに尋ねられたのが、ラブレターのエピソードです。溜口さんは、奥さんに初めてラブレターを渡したことがあり、言葉として伝えづらい思いを手紙で表現することが大切だと感じたと述べました。彼は毎年誕生日にお互いに手紙を交換することを続けているとのこと。

塚本さんは、ラジオのハガキのエピソードを語り、読まれるために多くのハガキを書いた経験が強く印象に残っているとのことです。

ラブレターの魅力

塚本さんは、今の時代、SNSで簡単にメッセージが送れる中で、時間をかけて手紙を書くことの重要性を感じています。溜口さんもまた、ファンからの手紙を通して、その便箋やペンの色、封シールに込められた思いを感じ、手紙の物理的な存在がもたらす感情の深さについて語りました。手紙は簡単には消せないため、読み返すことで時が経った後も思い出すことができるのが魅力だと二人は共感し合いました。

『ラブレターStories』の魅力

『ラブレターStories』は、全8話の短編集であり、登場人物の物語が繋がりながら展開されます。彼らは、作品を読み進めながら、自分たちの学生時代を思い出し、懐かしく感じたとのこと。特に印象に残った話として、塚本さんは第2話「鏡越しの空色」を挙げ、その遊び心や意外な展開に引き込まれたと言いました。

溜口さんは第3話「思い出の欠片」に感動し、恋愛だけではなく人生の様々な局面での後悔や思い出が大切にされている部分に共感したと話しました。また、第5話の「星降る夜の珈琲店」に出てくる店主の言葉に心を打たれたと述べ、言葉の力を感じたと振り返りました。

読者へのメッセージ

ラブレターズは、読者に向けて「この本ともっと早く出会えていれば、恋愛での失敗も少なかったかもしれない」と冗談交じりにコメントしました。人生には何度でもやり直しがきくことを、この本が教えてくれるのではないかと言い、また、ラブレターを渡すのが難しいと感じる人には、この本を代わりに渡すのも良いかもしれないとアイデアを提案しました。