2024年版クレジットカード国際ブランドシェア率調査の概要
株式会社S&Tは2024年3月にクレジットカードの国際ブランドシェア率についての調査を実施しました。本調査は、クレジットカードを保有する男女500名を対象に行われたものです。調査方法はインターネットによるクラウドソーシングを用い、有効回答者数は500名です。年齢層は20代から70代に及び、男女比は男性193名、女性307名という結果となっています。
調査結果の概要
本調査の主な目的は、利用者がどの国際ブランドのクレジットカードをメインカードとして使っているかを明らかにすることにありました。その結果、最も多く使用されているのはVisaブランドで、全体の約60%を占めることが分かりました。次いでJCBが約20%、Mastercardが約15%という結果です。
ランキング | 国際ブランド | シェア率 |
---|
-- | ----- | --- |
1位 | Visa | 約60% |
2位 | JCB | 約20% |
3位 | Mastercard | 約15% |
4位 | American Express | 残りの割合 |
5位 | Diners | - |
これらの結果から、Visaが圧倒的なシェアを誇っていることが伺えます。具体的な理由についても利用者からヒアリングを行い、ブランド選定の背景を探りました。
国際ブランド選択の理由
調査対象者が選んだ各国際ブランドごとに、この結果に至った理由には共通の傾向が見られました。例えば、Visaを選んだ人たちからは「国内外問わず使えるお店が多い」というコメントが多く寄せられています。経済的な安定感や信頼性から選ぶ方も多いようです。一方、JCBについては「安心感を感じる」との理由が多く、国内使用に特化したいと考える方にも支持されています。Mastercardは「特にこだわりはない」という意見が目立ち、利便性を重視していることが伺えます。
各ブランドの選定理由
- 「有名だと思う」
- 「ほとんど断られない」
- 「選択肢が自分にとって最適だった」
- 「国内で安心して使えるから」
- 「応援したいという気持ちもあります」
- 「入会特典が魅力」
- 「コストコ専用が理由」
- 「カッコよさに惹かれた」
- 「昔からの愛用者」
メインカードとしての評価
さらに、メインカードとして最も多く選ばれたのは「楽天カード」で、全体の約半数に達する結果となりました。この結果は、利用者がポイントの貯まりやすさや利用時の特典を重視していることが示されています。他の人気のカードには「dカード」「三井住友カード」などがあり、いずれも特典やサービスにおいて評判の高いブランドばかりです。
年齢層による違い
調査を通じて、年齢層により利用するカードの選択が異なることも分かりました。特に若年層ではポイント還元を重視する傾向が強く、年齢が上がるにつれてブランドへの信頼性が重要視されているようです。
まとめ
今回の調査結果は、クレジットカード選びにおける消費者の意識を多角的に分析する良い機会となりました。Visaが異常な人気を集めている一方で、各国際ブランドの特徴と利用者満足度から、他のブランドとの共存も見られます。株式会社S&Tは、引き続きこのような調査を行い、今後のトレンドを追いかけていきたいと考えています。
会社情報