レゴランド・ジャパン、すべての子どもにやさしいテーマパークへ
レゴランド・ジャパンが、自閉症スペクトラム症を抱えるゲストに対し、より適切な対応に取り組む施設として、米国IBCCES(国際資格認定・生涯教育基準委員会)より「認定自閉症センター™(CAC)」に認定されました。7月1日より本格運用を開始し、日本初の認定取得となります。
「認定自閉症センター™」とは、自閉症スペクトラム症を抱えるゲストとその家族が、安心して過ごせる場所であると認定される資格です。レゴランド・ジャパンは、ゲスト対応を行う従業員の93%(815人)がIBCCESが定める特別なトレーニングを受講し、認定試験に合格したことで、この認定を取得しました。
具体的な取り組みとして、アトラクション待ち時間の長時間滞在が困難なゲスト向けに、「アシスト・アクセス・パス」の発行に加え、新たに、各アトラクションにおける刺激レベルを示す「感覚ガイド」を設置します。さらに、感受性の強いゲストが刺激の少ない環境で過ごせる休憩スペースも新設するなど、多岐にわたる配慮を行っています。
レゴランド・ジャパンでは、従業員トレーニングやサポート体制の構築を継続的に行い、すべての子どもたちとその家族が安心して楽しめるテーマパークを目指しています。
具体的な取り組み
従業員トレーニング: ゲスト対応を行う従業員全員がIBCCESのトレーニングを受講し、自閉症スペクトラム症や感覚過敏症を持つゲストへの理解を深めます。
感覚ガイド: 各アトラクションの刺激レベルを11段階で示す「感覚ガイド」を設置。ゲストは事前に刺激レベルを把握し、自分のニーズに合った行動計画を立てることができます。
低刺激スペース: 感受性の強い子どもが刺激の少ない環境で休める休憩スペースを新設します。
アイテムの整備: 音や過度の刺激を抑制するイヤーマフを希望者に貸し出します。
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アシスト・アクセス・パス: 長時間待機列に並ぶことが困難なゲスト向けに、待ち時間分を他の場所で過ごせる「アシスト・アクセス・パス」を発行しています。
レゴランド・ジャパン社長 本多良行氏のコメント
「レゴランド・ジャパンは、すべての子どもとご家族が、一生の思い出に残る大切な一日を過ごすことができるテーマパークを目指しています。私どもは引き続き、自閉症スペクトラム症を抱えるゲストとそのご家族をサポートできるようさらなる環境づくりを進め、皆様が心からお楽しみいただける空間を創出してまいります。」
IBCCESについて
IBCCES(International Board of Credentialing and Continuing Education Standards)は、自閉症スペクトラム障がい(ASD)や、その他の認知障がいの専門トレーニングと継続教育を行う世界的な機関です。
レゴランド・ジャパン、すべての子どもたちにとってより優しい場所に
今回の認定取得は、レゴランド・ジャパンが、すべての子どもたちが安心して楽しめるテーマパークを目指していることを示すものです。自閉症スペクトラム症を抱える子どもたちとその家族が、より快適に過ごせる環境が整うことで、レゴランド・ジャパンは、すべての子どもたちにとって、より優しい場所となるでしょう。