ガーナのカカオ殻を用いたアート展と特別トークイベント
2025年5月2日、原宿のUNKNOWN HARAJUKUで、アップサイクル鉛筆『CHOCOPEN』を用いたアート展が始まりました。この展示は、ガーナで廃棄されていたカカオの殻を再利用し創られた鉛筆を使った作品の数々が並ぶものです。また、アート作品の売上は一部がガーナの学校建設支援に使用されるため、参加することで社会貢献にもつながります。
CHOCOPENプロジェクトの意義
ガーナでは多くの子どもたちが教育の機会を得られずにいます。特にカカオ農園では、彼らが学校に通えない現実があります。そこで『CHOCOPEN』プロジェクトは、廃棄されるカカオの殻を鉛筆として再利用することで、“描く自由”を届けようとしています。これにより、創作活動を通して教育の機会を生み出すことを目指しています。
展覧会では、36名の国内外のアーティストたちが『CHOCOPEN』を使って制作したアート作品が展示されます。アーティストたちの独自の視点で表現された作品は、シンプルでありながら心に響くメッセージを持っています。
特別トークイベントの開催
イベントのハイライトは、5月10日(土)に行われる特別トークイベントです。これには、以下の3名の登壇者が参加します。
- - 目黒ケイ(アーティスト)
- - 田内学(社会的金融教育家)
- - 銅冶勇人(CLOUDY CEO)
このトークイベントでは、「表現」「教育」「お金」をテーマに、参加者がそれぞれの視点から学びや表現の“本当の価値”を掘り下げていきます。彼らの経験や見解を通じて、参加者は新たな視点や気づきを得ることでしょう。
目黒ケイさんは、人物の内面や感情を描く作品で知られ、特に感性豊かなポートレートが特徴です。田内学さんは金融の専門家としてのバックグラウンドを持ち、金融教育に力を入れています。銅冶勇人さんは、CLOUDYを代表し、アフリカの教育支援への取り組みを熱く語ってくれます。
イベント詳細情報
- - イベント名: えんぴつが教えてくれる、お金と未来と“本当の価値”
- - 日時: 2025年5月10日(土)15:30〜16:30(開場 15:15)
- - 会場: ハラカド 3F「BCBC」カフェスペース(東京都渋谷区神宮前)
- - 参加費: 無料(要予約・先着50名)
主催団体のご紹介
CLOUDYは、ガーナの社会課題を解決するために教育、雇用、健康をテーマにした支援活動を行っている特定非営利活動法人です。彼らのビジョンは、与えるのではなく共に作る支援を通じて現地に持続可能な仕組みを根づかせること。
その活動はアートを通じて教育の重要性を広め、生徒たちに将来へ向けた希望を与えることを目指しています。
一方、三菱鉛筆株式会社は、表現の可能性を広げることで、すべての人々の個性やクリエイティビティを尊重した社会を実現することを目指しています。
私たちは、アートを通じて新たな価値と学びを生み出すこの機会に、多くの方に足を運んでいただきたいと思っています。子どもたちの未来を学びの場で彩る素晴らしい展覧会をぜひお見逃しなく!