国際交流の促進
2025-05-09 15:48:23

近畿大学水産研究所がマレーシアからの研修生を受け入れ国際交流を促進

近畿大学水産研究所における国際研修プログラムの開始



近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)が、2025年5月13日から80日間、マレーシア・サバ大学の学生を迎えて養殖技術に関する研修を行います。この国際協力は、同大学との学術協定締結以来、18回目の実施となり、これまでに116人を超える研修生がこのプログラムに参加してきました。今回の受け入れは、マレーシアの養殖業界の次世代リーダーを育成するための重要な一環です。

研修の目的と内容


研修生はサバ大学で養殖学を専攻する学生から選ばれ、近畿大学水産研究所での実技研修を通じて実践的な知識を身につけることを目的としています。受講内容には、マダイやニホンウナギの飼育実習、魚病研究、餌の分析などが含まれています。これらの実習を通じて、日本の水産業のノウハウを伝え、研修生が帰国後に養殖業界で活躍できるように育てることが目指されています。

歴史と背景


近畿大学とサバ大学は2004年に学術協定を締結。その後、近畿大学水産研究所は毎年サバ大学からの研修生を受け入れ、国際交流を深めています。2016年には、マレーシアに「近畿大学マレーシア・サバ大学養殖開発センター」を設立し、マレーシアにおける養殖業界の発展に貢献してきました。これにより、両国間の関係がより強固なものとなり、今後のさらなる協力が期待されています。

歓迎式典の詳細


初日には、近畿大学水産研究所白浜実験場で歓迎式典が予定されています。式典は2025年5月13日の午後に開催され、研修生の紹介や研修概要の説明、記念品の贈呈が行われます。また、参加者には近畿大学水産研究所の関係者や、研修生自身も含まれ、国際交流の一環として意義深い時間が過ごされることでしょう。

サバ大学の概要


サバ大学は1994年に設立されたマレーシア・サバ州初の国立大学であり、約19,000人の学生が在籍しています。15の学部と4つの研究所を有し、多種多様な学問が学ばれています。また、近畿大学との協力により、様々な共同研究や研修が行われ、両校の関係は長年にわたり深化しています。

近畿大学水産研究所のこのような国際的な活動は、単なる教育機関としての枠を超え、地域社会や国際社会において貴重な役割を果たしていると言えるでしょう。今後もこの取り組みが続き、さらなる国際交流が進むことが期待されます。

会社情報

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学校法人近畿大学
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