株式会社Unsung Fields、次世代AIクラウドの提供を発表
株式会社Unsung Fields(本社:東京都、代表取締役社長:潮田 和則)は、2025年6月より、世界トップクラスの半導体設計者ジム・ケラー氏のTenstorrent社と共同で、次世代AIクラウドインフラを提供することを発表しました。このサービスはアジア太平洋(APAC)地域で初めての試みとなります。
背景:AI活用の急速な拡大とインフラの必要性
最近、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の進化により、AIの利用が世界中で急増しています。従来のクラウドインフラは、この急速な進化に追いつかず、柔軟性や性能、コスト効率に関して限界を迎えています。このため、AI処理に特化した新しいアーキテクチャへの早急な移行が求められているのです。
Tenstorrent Wormholeプロセッサによる革新
今回提供されるAIクラウドインフラは、次世代AI専用プロセッサ「Tenstorrent Wormhole(TM)」を使用し、高速推論や低レイテンシ、高スループット、スケーラビリティを兼ね備えています。Unsung Fieldsは、この新しいアーキテクチャを通じて、開発者や研究者がすぐに活用できる環境を提供することで、AI技術をより多くの人々に身近に感じてもらうことを目指しています。
サービス概要と特長
Unsung Fieldsが提供する「Tenstorrent Galaxy(TM) Wormhole サーバー」は、AIワークロードに特化した設計で、高密度かつスケーラブルな構成を特徴とします。具体的には、32個のTenstorrent Wormhole(TM)プロセッサがメッシュトポロジで接続され、高並列処理と柔軟なスケーリングを実現しています。これにより、生成AIやLLMを含む最新のAIワークロードにおいて、従来のインフラを超える性能を引き出します。
主な特長
- - 2025年6月よりサービスを開始(初期拠点:大阪)
- - APAC初導入のTenstorrent製LPU搭載のクラウドサービス
- - 32個のプロセッサによる高密度サーバー構成
- - AI推論や学習に最適化された低レイテンシ設計
- - 直後から利用可能なプリセット済み環境を提供
- - スタートアップから大企業まで対応
先行予約の案内
本日より公式Webサイトにて、先行予約の受付が開始されました。先着順で提供枠を確保できるため、新たなAI基盤をいち早く試したい方はぜひ申し込みを検討してください。詳しくはこちらのリンクをチェックしてください。
今後の展開
Unsung Fieldsは、今後もTenstorrent社との緊密な連携を基に、小規模分散型データセンターの展開を進めつつ、AIクラウド基盤をグローバルに展開します。北米や欧州、さらにはアジアの他地域にもサービスを広げ、次世代AIインフラを世界中の開発者に届けることを目指します。AIの民主化を加速させ、より多くの人々がこのテクノロジーを活用できる未来を築いていく所存です。