神戸女子大学と株式会社ワークアカデミーが2024年11月に卒業生向けのキャリア支援に関する連携協定を締結しました。この協定は、リカレント教育の枠組みの中で、卒業生やその家族を対象とした支援を行うもので、素晴らしい成果が期待されています。
これまで、ワークアカデミーは神戸女子大学において、学生向けの就職セミナーやキャリア相談の運営、資格取得支援などを行ってきました。今回の連携により、在学生だけでなく、卒業生やそのご家族にまでサポートの対象が広がることになります。これにより、学生が学ぶ途中から卒業後、さらにはそのご家族のキャリア形成にまで幅広く携わっていくことが可能になります。
連携協定に基づくキャリア支援は、2024年12月から開始します。主な活動としては、学びとキャリア支援を提供するプラットフォーム「noa+ connect(ノアプラスコネクト)」を活用したプログラムが展開されます。具体的には、神戸女子大学が卒業生やその家族への周知活動や同窓会との連携を図り、ワークアカデミーが個別のキャリア相談を行います。これに加え、希望者には無償・有償の講座を提供し、必要なスキルを磨く機会も用意します。さらに、ワークアカデミーは金融機関と連携し、キャリアを再スタートしたい方には、成長意欲のある企業への求人紹介を行います。
また、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業者」として選定されているワークアカデミーでは、転職希望者に対して講座料金の最大70%が返還される制度も利用可能です。このような仕組みを通じて、経済的不安を抱えることなく学び続けられる環境を整えています。
新たに設立される「神女SSCE-Sustained Career Support through Continuous Education」というリカレント教育事業では、継続的な教育が持続的なキャリアサポートにつながることを目指しています。この取り組みが実を結ぶことで、神戸女子大学の卒業生やその家族の就職・転職時のミスマッチを防ぎ、安定したキャリア形成に寄与することが見込まれています。
2025年春には「神女SSCE」の専用サイトが稼働予定であり、2024年12月からはキャリア相談の受付も開始されています。
このように、ワークアカデミーと神戸女子大学が手を携えることで、卒業生に対する新しいキャリア支援の形が生まれていく様子は、他の教育機関にも良い影響を与えることでしょう。既に他大学でも同様の取り組みが進んでおり、今後の展開が非常に楽しみです。