製造業のDX推進:ダイワボウ情報システムとPTCの提携
製造業のDX推進:ダイワボウ情報システムとPTCの提携
最近、ダイワボウ情報システム株式会社(以下DIS)とPTCジャパン株式会社(以下PTC)が、販売代理店契約を締結したことが発表されました。この契約は、製造企業が3Dデータを活用してデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるための支援を目的としています。両社の協力により、DISはPTCの主力製品である3D CADのCreo®と、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトのWindchill®を全国で販売開始します。
製造業のDXの重要性
日本の製造業、とりわけ中小企業は、グローバル競争力の獲得をあるべき姿とし、DXの導入が急務とされています。しかし、未だに2Dデータや紙媒体が使われている現状や、情報の断片化、複数のシステムの併用は、業務のデジタル化を妨げています。PTCは、3Dデータを用いた設計・製造のプロセスを強化し、企業のDXをサポートしています。
一方DISは、十分なパートナー網と地域密着型の営業体制を有しており、ITサービスとソリューションを通じて企業のデジタル改編を促進します。今回の提携により、両社はそれぞれの立場で持つ技術と知識を融合させ、製造業へのDX推進を図ります。
新製品と強化されるサポート
DISは今回の契約に際し、3D CADのCreoとPLMのWindchillを中心に取り扱うとし、特に短期間で高品質な製品設計を実現する環境を整備します。また、全国の販売パートナー向けに技術支援や教育プログラムを強化することで、企業内のDX化を加速することを目指します。
DISの松本社長は、この提携を通じて企業の業務効率化とDX化の推進に貢献すると述べています。製造業は日本経済の中核であり、業務の効率化は企業存続の鍵でもあります。PTCの神谷社長のコメントでも、設計の3D化が製造業のDXには不可欠であり、DISが持つネットワークとノウハウに大きな期待を寄せていることが伺えます。
PTCの製品群と企業理念
PTCは、製品開発からサービスに至るまでの全ライフサイクルを通じて、企業のDXを支えることを使命としています。三次元CADのCreoや、業務プロセスの管理をサポートするWindchillは、特に製造業のニーズに応えるために設計されたツールです。これにより、企業は迅速な製品開発と効率的な運用が可能になります。
まとめ
ダイワボウ情報システムとPTCの提携は、デジタルトランスフォーメーションが急務となっている日本の製造業にとって注目すべきニュースです。両社の強力なコラボレーションにより、今後ますます多くの企業がDXに取り組む姿勢が強まることでしょう。今後の動きにもご注目ください。
会社情報
- 会社名
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ダイワボウ情報システム株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー・ウエスト10F
- 電話番号
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06-4707-8000