BERRYの成長戦略
2019-03-19 11:03:32

苺生産の新時代を切り開く「BERRY」の挑戦と成長戦略

日本の苺生産の新たなビジョン



「BERRY」を運営する遊士屋株式会社は、苺生産の高品質化を目指し、第三者割当増資を実施しました。生食用の苺消費量が世界一の日本は、その高度な生産技術でも知られています。最近では、日本産の苺が海外の富裕層にも人気を博し、「Wagyu」のように国際的なブランドとしての地位を確立することが期待されています。

苺生産における課題



しかし、苺生産の業界にはいくつかの課題が存在しています。流通の仕組みでは産地や品種が価値の定義に大きく影響しており、技術革新が行いやすい環境にはありません。また、生産者の高齢化により、長年のノウハウが失われつつあり、業界全体が持続可能性を脅かされています。

競争が激化する中、海外のスタートアップが苺生産に乗り出す動きも見受けられます。こうした市況の中で、遊士屋は熊本県玉名市や三重県伊賀市などに農園を運営し、共同創業者でCTOの森川のもとで生産体制の強化を図っています。これにより、「玉名農園のよつぼしと伊賀農園のよつぼし、生で食べるなら伊賀農園産が好み」という新たな苺の楽しみ方を消費者に提案していきます。

資金調達の目的



今回の第三者割当増資により得た資金は、主に2つの目的に使われる予定です。まず1つ目は「生産体制の拡充」です。これは既存の農園の生産設備を高度化し、より質の高い苺を生産できる環境を整えることを目指しています。さらに、生産規模の拡大も計画しています。

2つ目は「生産技術研究の充実」です。具体的には、肥沃で持続可能な土壌の開発、環境制御技術の向上、品種改良といったリアルテック分野での研究を進めることで、より良い苺の生産を実現し、新たな消費体験を提供していきます。

国内外への展開



遊士屋はすでに日本国内での高級果専店への供給だけでなく、バンコク、香港、シンガポール、台湾など海外市場への日本産プレミアムフルーツの輸出も行っています。また、企業のウェブサイトからは、消費者向けのD2C通販サイト(https://shop.berryjapan.com/)を開設し、自社農園から直送するサービスを提供しているのも特長です。

これにより、単なる産地や品種ではなく、より多様な楽しみ方を提供する「解像度の高い苺体験」を提案しています。苺の新たな価値を発見してもらうための取り組みが進められています。

公式情報



遊士屋株式会社の詳細については公式ウェブサイト(https://berryjapan.com)やSNS(Instagram)をご覧ください。これからも、苺の未来を切り開く「BERRY」の活動に注目が集まります。

会社概要


  • - 社名:遊士屋株式会社 (YUJIYA Inc.)
  • - 創業者:宮澤大樹、森川竜典、矢澤祐史
  • - 事業内容:農産物の生産・販売、ECサイト運営、ブランドプロデュース
  • - お問い合わせ:宮澤
  • - TEL:080-1618-5059
  • - メール:[email protected]

会社情報

会社名
遊士屋株式会社
住所
三重県伊賀市法花3605
電話番号
080-1618-5059

関連リンク

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