大学入学共通テスト「情報」初開催!教育現場から見たその実態
2025年2月12日、大学入学共通テストの新たな科目「情報」が初めて実施される。この出来事は教育界において大きな意義を持つ。特定非営利活動法人「みんなのコード」では、情報教育を推進するために、このイベントを開催し、教育現場からの視点で「情報」という科目についての理解を深める機会を提供する。
「みんなのコード」とは
「みんなのコード」は、テクノロジー教育を全国に普及することを目的とする非営利法人である。2015年に設立され、今日まで小中高の情報教育の発展に向けた様々な活動を行ってきた。特に、情報科の教員向けの研修やプログラミング教材の提供に力を入れている。
共通テスト「情報」の導入背景
2022年より高校「情報I」の履修が必須化され、これに伴い2025年から大学入学共通テストに「情報」が登場することとなる。この科目は、情報社会に積極的に参加するために必要な資質や能力を育成する重要な役割を担っている。しかし、みんなのコードが実施した調査によると、多くの情報科教員がこの変更に不安を感じている現状がある。特に81.7%の教員が導入に対して懸念を示したという。このイベントでは、教育現場のニーズに応える形で、実施されたテストの内容解説を行い、授業改善のアイデアをシェアすることを目指す。
イベント詳細
開催日
- - 日時:2025年2月12日(水)19:00〜20:30
- - 申し込み締切:2025年2月12日(水)18:00
参加対象
- - 高校情報科の教員
- - 教育関連の方
- - テクノロジー・情報教育に興味がある方
- - 教育分野で活動する企業の方
参加費
内容
- - 大学入学共通テスト「情報」の出題解説
- - 参加者同士の本音ディスカッション
登壇者とファシリテーター
本イベントには、教育の最前線で活躍する教員たちが登壇する。例えば、稲垣俊介先生は山梨大学の准教授であり、情報科学の専門家として多くの著作を手掛けている。また、他の先生方もそれぞれの専門分野で豊富な経験を持っており、参加者の皆さんにとっては学びの多い時間となるだろう。そして、今回のディスカッションは田嶋美由紀氏がファシリテーターを務め、参加者の意見や質問に柔軟に応じる。
参加にあたっての注意事項
当日はZoomを使って会議を行うため、事前にアプリのダウンロードが必要である。イベント中の参加者による撮影はご遠慮いただき、参加者が自由に質問できる環境を整えた上で、ディスカッションが進められる。また、個人情報に配慮し、イベント内容は広報活動のために使用されることがあることにご留意いただきたい。
まとめ
大学入学共通テスト「情報」の施行は、教育の現場に新たな挑戦をもたらすものである。今回のイベントを通じて、教育者同士が情報を共有し、今後の授業改革のヒントを得る貴重な機会となることだろう。具体的な出題内容や授業改善のアイデアが具体化されることで、次世代の情報教育の質が向上することが期待される。このイベントは参加者にとって、教育の未来を考える貴重な時間となるはずである。