Monotypeが新たな書体を追加!
2025年4月10日より、Monotype株式会社(東京・港区)は、年間定額制フォントサービス「フォントワークスLETS」と「FONTPLUS」に82書体を導入することを発表しました。今回の書体供給は、日本のタイプファウンダリであるREN FONTとの提携を通じて実現。これにより、デザイナーやクリエイターは多様なスタイルのフォントを利用可能になり、業界全体に新たな風が吹き込まれることが期待されています。
REN FONTについて
REN FONTは、2001年に設立されたフォントデザイン会社で、NPO法人日本タイポグラフィ協会主催の作品展「年鑑」のタイプフェイス部門で幾度も入選を果たしています。この会社は、特にタイプデザイナー金井和夫氏の手がけた書体に定評があり、筆跡を感じさせるデザインがプロのデザイナーたちから高い評価を受けています。
新たに登場した書体たち
ここでは、今回の新追加の中から特に注目すべき3つの書体を紹介します。
1. 和音 Pro
「和音 Pro」は、漢字、平仮名、片仮名、欧文、数字の各文字に音楽的な表現を施し、真のハーモニーを具現化したフォントです。金井氏が手がけたこの書体は、最細の「L」から最太の「U」まで、合計9種類のウェイトを提供。読みやすさとデザイン性を両立した多用途なフォントです。
2. 清流かなOTF
「清流かなOTF」は、金井氏の手書き文字を基にした、明朝体と草書体の特徴を併せ持つ新しい書体。オールドスタイルの面影を残しつつ、現代的なデザインに対応。独特の横方向の流れを意識したデザインが魅力で、使うシーンによってその表情が変わります。
3. ほんまるかな
「ほんまるかな」は、わずかに筆跡を残した個性的な丸文字です。短いテキストや見出しに最適で、躍動感のある表現が可能。使い方次第で、印象的なデザインを生み出すことができます。
提供書体の詳細
今回の書体追加には、以下のような多彩なフォントが含まれています。
- - 和音 Pro: L / R / M / DB / B / EB / H / EH / U
- - 清流かな: L / R / M / DB / B
- - ほんまるかな: EL / L / R / M / DB / B / EB / H / U
これにより、フォントワークスLETSや学生向けフォントワークスLETS、さらにFONTPLUSでは追加料金なしでこれらの書体をご利用いただけます。
まとめ
MonotypeとREN FONTの提携は、フォント業界において革新的な動きとなるでしょう。新しく追加された書体は、デザインの選択肢を広げ、クリエイターたちの表現力を高めること間違いなしです。ぜひ、これらの新しいフォントを使って、あなたのプロジェクトに新たな可能性を加えてみてください。【提供先リンク】[
フォントワークス LETS](https://lets.fontworks.co.jp) | [FONTPLUS](https://fontplus.jp/home)