高齢者施設向けの冷凍食材を手掛けるグローバルキッチン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:亀井泰人)は、2026年1月26日に全社員を対象にした栄養学研修を行いました。講師には女子栄養大学の蒲池桂子教授を迎え、テーマは「食形態の基礎知識~摂食嚥下について~」でした。この研修は、社員が栄養に関する科学的知識を深めることを目的としており、質の高い商品開発や顧客サービスに繋がることが期待されています。
今回の研修では、高齢期における摂食嚥下障害について詳しく探求しました。特に、日本が迎えている超高齢社会において、嚥下機能の低下や誤嚥リスクへの対処は、介護や医療の現場だけでなく、食を提供するプロフェッショナルにとっても重要な役割を果たします。グローバルキッチンは「すべての人に安心して食べられる食事を届ける」という理念のもと、摂食嚥下に関する生理学的理解や食形態の選択基準、リスクアセスメントの知識を全社員で共有し、部門横断的な連携体制を強化し続けています。
研修では、嚥下障害の各ステージに応じた食形態の考え方や現場での実践的な判断能力を養うための視点が伝授され、一人一人が「食べる喜び」を持ち続けるための専門性の向上が図られました。特に高齢者における摂食嚥下障害は、口腔機能の変化、サルコペニア、フレイルとの関連性が指摘され、誤嚥がもたらす健康リスクも強調されました。
これによって、参加者は高齢者の食事提供におけるリスクを見極める方法や、変化に応じた食形態の見直し、食べる意欲を引き出す環境調整を学びました。特に、販売に関わる社員にとっては、食材の特性が嚥下に影響を及ぼすことを理解することで、より安全で食べやすい商品を開発する基盤を築くことができました。
参加した社員からは、「研修を通じて嚥下に基づく商品開発がいかに重要か再認識できた」「顧客への提案の際に、説得力が増すと感じた」「高齢者を支える責任を改めて実感した」といった声が寄せられ、研修が業務の意欲向上にも繋がったといいます。今後もグローバルキッチンは定期的に研修や勉強会を開催し、社員の専門性を高め、現場力を強化する方針です。
同社は、「まごの手キッチン」というブランドを中心に、様々なニーズに応える商品開発やサービス提供にも取り組んでおり、将来的には外部向けの栄養教育展開も視野に入れています。高齢者施設の現場で必要とされる質の高い食事を届けることで、介護の質と効率を向上させることを目指しています。
講師の蒲池桂子教授は、女子栄養大学栄養クリニックの教授を務め、管理栄養士としても活躍されています。彼女は、加齢に伴う変化や栄養管理の重要性について、深い知見を持つ専門家です。
グローバルキッチン株式会社は、今後もこのような研修を通じて、高齢者向けの食事支援事業の価値を高めていく方針です。