商船三井とPSAの提携
株式会社商船三井(社長:橋本 剛)は、世界的に有名な港湾運営企業PSA Singaporeと合弁契約を締結し、シンガポールに自動車専用船ターミナルを設立することが決定されました。この新しいターミナル運営会社は、2026年上半期から運営を開始する予定です。
シンガポールは、アジアはもちろん、世界の主要市場とつながる重要なハブ港であり、特に自動車業界においては東南アジア最大の完成車転送拠点として知られています。当社の新しいターミナル設立により、完成車輸送に関するサービスの信頼性と運航の効率を高めることが期待されています。
ターミナルの役割と期待される効果
既に確立されたインフラを活用し、当社は自動車の輸送需要が今後増加する見込みに応じた基盤を構築します。ターミナルは、PSAの広範な経験に基づく運営手法を導入し、オペレーションの最適化、デジタルイノベーション、および持続可能性の分野で協力を進めていく方針です。
この提携は、PSAが掲げるネットワーク最適化ビジョンと、商船三井の経営計画「BLUE ACTION 2035」の自動車船ポートフォリオ戦略に完全に合致しています。今後、この協業によって、グローバルでの競争力の強化と長期的な成長が見込まれています。
グローバルの物流機能向上への取り組み
当社の持つグローバルサーービスネットワークと、PSAの豊富なターミナル運営経験を結集し、長期的な協力関係を強化することを目指します。これにより、物流機能を統合した成長戦略を推進し、サプライチェーン全体の価値向上を目指します。
PSAと商船三井のビジョン
PSAのCEO、ネルソン・クエック氏は、商船三井との協力により、自動車ターミナルをPSAのグローバルネットワークにしっかりと結び付けることで、完成車ロジスティクスバリューチェーン全体におけるシームレスな接続が実現できると述べています。
また、当社の専務執行役員、田村 城太郎氏もこのプロジェクトの重要性を強調し、ポートフォリオ戦略の一部として、非海運事業の拡大と自動車ビジネスの領域を広げることが目標だと語っています。これによって、より高品質な輸送サービスをお客様に提供できるとのことです。
PSA Singaporeの役割
PSA Singaporeは、世界最大規模のコンテナ転送ハブを運営しており、2025年には驚異の4450万TEUの取り扱いを目指します。また、600以上の港と接続するネットワークを有し、24時間365日主要港への航路を提供しています。これにより、多様化する顧客ニーズに柔軟に対応し、サプライチェーン全体におけるエンド・ツー・エンドの可視性を実現しています。
商船三井とPSAの新たなパートナーシップにより、今後の自動車専用船ターミナルの運営に大きな期待が寄せられています。このプロジェクトが成功を収めれば、グローバルな物流業界における商船三井の地位が更に強化されるでしょう。