関西大学と連携したマイボトル普及への新たな試み
関西大学と企業が手を組んだ「ECOひいきプロジェクト」。この活動は「関大マイボトルアンバサダー」として選ばれた学生たちが中心となり、プラスチックごみの削減やエネルギー資源の節約を目的とした様々な企画を展開するものです。特に、2024年度には多くの実践的な取り組みが予定されており、学生たちがどのようにこのプロジェクトを進めていくのか注目されています。
プロジェクトの概要
「関大マイボトルアンバサダー」とは、関西大学公認の学生コミュニティであり、約20名の学生たちがメンバーとして活動しています。彼らは、学内外でのマイボトル使用推進を目指して、様々なイベントやワークショップを企画する役割を担っています。これにより、同世代への影響を与え、広く社会にメッセージを伝える狙いがあります。
2024年度の活動計画
2024年度における具体的な活動内容は以下の通りです。
- - マイボトル講座の実施とまほうびん記念館の見学(6月開催予定):象印マホービンの本社にて、マイボトルの重要性について学ぶ講座を実施します。また、企業の歴史や魔法瓶についても訪れることで、理解を深めます。
- - 給茶スポット視察(7月):給茶スポットは、マイボトルを持参することでこだわりの飲み物がリフィルできる場所です。日本茶の歴史やトレンドに触れ、給茶体験を行います。
- - 「ステハジEXPO」への出店(9月):パナソニックスタジアムでの大規模イベントに出展し、これまでの活動内容を報告。訪れた人々に給茶体験を提供します。
- - アンケート調査の実施(10~11月):関西大学内でマイボトルの使用状況についてのアンケートを実施し、今後の活動方針に役立てます。
- - 「マザーレイククルーズ2024」への参加(11月):びわ湖で開催されるイベントで、関大マイボトルアンバサダーの学生が参加し、活動内容や目標を発表します。
- - 学園祭での活動(11月):学生を対象にマイボトルの使用を促進するイベントを実施し、活動のPRに力を入れます。
未来のビジョン
今後、関西大学では、11月27日に「関大SDGs×万博Weeks」の一環としてマイボトル給茶体験会を開催する予定です。このイベントでは、マイボトルを持っていない学生のためのスチールマグレンタルサービスも提供され、より多くの人々に給茶体験を楽しんでもらいます。
学生たちは、このプロジェクトを通じて得られるデータを分析し、さらに効果的なマイボトル普及施策波を提言する予定です。また、自社グッズの開発やフォトコンテストの実施を通じて、広報活動にも力を入れています。この取り組みは、2025年に予定されている大阪・関西万博の「TEAM EXPO2025プログラム」にも登録され、そこでの発表にも期待が寄せられています。
学生たちの挑戦
「関大マイボトルアンバサダー」の皆さんは、環境問題に対する意識を高め、持続可能な未来へ向けた取り組みに積極的に参加しています。この活動の成功を通じて、同世代だけでなく、地域社会全体に影響を与えることができるでしょう。プラスチックごみ削減のための彼らの挑戦は、これからの環境意識の醸成にも繋がるはずです。関西大学の学生たちが創り出す未来に、大きな期待を寄せていきたいと思います。