新たなBIツールの提供開始
シースリーレーヴ株式会社と東京システムハウス株式会社が協力し、2025年3月25日から既存のCOBOL資産を活用したビジネスインテリジェンス(BI)ツールの提供を開始します。この新しいサービスは、レガシーシステムの移行とその後のデータ分析基盤の構築を迅速に行うことを目的としています。お客様のビジネスニーズに応じて、マイグレーションからデータ活用まで、ワンストップでサポートを行います。
背景:COBOLシステムの課題
長年、企業の基幹業務を支えてきたCOBOLシステムは、現在多くの課題を抱えています。メーカーのサポートが終了したり、希少な技術者が不足していることがその一因です。また、データのサイロ化が進行し、最新のBIツールとの連携が難しくなっています。その結果、経営陣や業務部門は必要な情報をタイムリーに受け取ることが難しくなり、貴重なデータが経営判断や業務改善に活かされないという状況に直面しています。
こうした課題を受けて、シースリーレーヴはノーコード・ローコード受託開発での豊富な実績を生かし、東京システムハウスのレガシーシステムのマイグレーションに関する専門知識とを組み合わせることで、既存のCOBOL資産を有効利用し、迅速かつ柔軟にデータ分析基盤を整備できるようにしました。
提供されるサービス概要
シースリーレーヴは、ノーコード開発技術を駆使し、データ分析基盤の設計やBIツールの開発を行います。一方、東京システムハウスは、彼らの「メインフレームマイグレーションサービス」を基にしたレガシーシステムの移行を支援します。これにより、企業は次のような利点を享受できるのです:
- - リアルタイムなデータ可視化:既存基幹システムのデータを即時に視覚化し、利用しやすくします。
- - モバイル対応:スマートフォンやタブレットを通じて、外出先でもデータを活用することが可能です。
- - 迅速な開発:Bubbleとopensource COBOL 4Jの連携により、迅速な開発が実現されます。
- - 低コスト・短期間の導入:既存の資産を活かした形でコストを抑え、迅速に導入できる体制を築きます。
サービスの特長
このBIツールの特長は次の通りです:
- - 既存資産の有効活用:COBOLで構築されたシステムやプログラムを最大限に活かすことが可能です。
- - 迅速な可視化機能:ノーコードツールを使用することで、データの視覚化を短期間で実現します。
- - 柔軟なデータ分析:Bubbleの機能を活用して、データの抽出や加工、集計が簡単に行えます。
- - カスタマイズの容易さ:ビジネス環境の変化に適応するために、柔軟なカスタマイズを可能にします。
- - ワンストップサービス:マイグレーションからデータ分析基盤の構築、BIツールの開発と運用保守までを一貫して行います。
提供メニューの一例
以下のようなサービスが用意されています:
- - マイグレーションサービス:COBOL資産のオープン環境への移行
- - データ分析基盤構築サービス:データの抽出や変換などの設計・開発
- - BIツール開発サービス:Bubbleを使用したダッシュボードやレポートの開発
- - 運用保守サービス:システムの安定稼働を保つためのサポート
サービスのメリット
この新しいBIツールがもたらす主な利点としては:
- - 早期導入:短期間での導入が可能となり、データ活用をすぐに始められます。
- - コスト削減:既存資産を活かし、従来のCOBOL開発に比べてコストを大幅に削減できます。
- - 競争力の向上:迅速なデータ分析を通じて、経営判断の速度が向上し、業務効率向上が期待できます。
- - DXの推進:データドリブンの文化を醸成し、AIを活用したデータ分析でデジタルトランスフォーメーションを促進します。
両社は今後も連携を深め、本サービスの拡充に努め、企業が持つ貴重なデータの可視化をサポートし続けていきます。
シースリーレーヴ株式会社について
シースリーレーヴは、ノーコード・ローコードツールを用いた受託開発に強みを持ち、特にBubble開発においては国内最大級の実績を誇ります。東京都港区に本社を置き、様々な業界でのビジネス成功を支えるためのサポートを行っています。
東京システムハウス株式会社について
東京システムハウスは、1976年に設立された独立系IT企業で、業界知識を活かしたシステム企画やマイグレーションサービスを提供しています。最新技術の導入を通じて、お客様へのさらなる価値提供を目指しています。