地方新聞の新時代
2021-04-30 13:00:06

地方新聞を変革する「Build New Local プロジェクト」キックオフ開催

地方新聞を変革する「Build New Local プロジェクト」キックオフ開催



2023年4月23日、「Build New Local プロジェクト」のキックオフカンファレンスが行われました。このプロジェクトは、全国の地方紙を対象に新規事業創出を目指す幅広い取り組みです。主催は、地域新聞マルチメディアネットワーク協議会とデジタルビジネスコンソーシアムが共同で構成したBuild New Local実行委員会です。プロジェクトには、Google News Initiative(GNI)が特別協力として参加しています。

プロジェクト概要と目的



「Build New Local プロジェクト」は、地方紙の収益化を促進し、デジタル時代における新たな地域社会の構築を目指しています。具体的には、GNIの持つデジタル技術やノウハウを活用し、アイディアソンやビジネスコンテストなどを通じて、新規事業の創出をサポートします。また、デジタル化をリードする人材の育成支援も行い、地方紙がデジタル領域でも自立的に運営できるような体制を整えることが狙いです。

会場では、吉村康祐氏がVTRでプロジェクトの趣旨を説明しました。「地方紙が連携することの重要性」を強調し、GNIとの協力を通じて地域の課題解決を図る意欲を示しました。この背景には、地方新聞社が持つ地域密着の特性を生かした取り組みが求められています。

基調講演とパネルディスカッション



基調講演では、西会津町最高デジタル責任者の藤井靖史氏が登壇しました。藤井氏は「地域社会のこれから」をテーマに、地域においてイノベーションを生み出すために必要な新しい考え方やプロセスについて講演しました。地域社会には危機が迫っているとし、その中で新たな発想を求める必要性を訴えました。

その後行われたパネルディスカッションでは、地域でビジネスを展開する柳澤大輔氏(面白法人カヤック)、植松洋平氏(株式会社テックアイエス)が登壇。新しい事業創造の可能性について議論し、新規事業に必要な組織の変革や情報の整理が必須であることが確認されました。また、地域のトップの信頼性を活かし、楽しめるアイデアが生まれることへの期待も語られました。

特別協力の意義



GNIは、デジタルジャーナリズムの未来を切り開くために報道業界との連携を進めています。八木加奈子氏は、デジタル時代における地方新聞の役割を強調し、本プロジェクトを通じて地方紙の更なる発展を目指す意向を示しました。

今後のスケジュール



プロジェクトは今後、アイディアソンやビジネスアイディアコンテストを開催し、参加者が磨いたアイデアを発表。次世代の取り組みを展開していく予定です。

「Build New Local プロジェクト」は、地域社会の未来を共に考え、発信していく新たなステージの幕開けです。地方紙が果たす役割や新たなビジネスモデルについて、多くの期待が寄せられています。

会社情報

会社名
株式会社地域力活性化研究室
住所
東京都港区東新橋2-4-6パラッツォ シエナ7F
電話番号

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