保育業界に革新をもたらすCoDMONとNew Relicの提携

保育業界に革命を起こすCoDMONとNew Relicの提携



株式会社コドモンが提供する「CoDMON」は、国内の保育業界において圧倒的なシェアを持つ業務支援SaaSです。このプラットフォームは、全国の保育園や幼稚園での労働負担を軽減し、円滑な業務遂行を可能にしています。2021年からは、環境の拡充を図るためにオブザーバビリティツールの導入に着手、その流れを受けて2023年には「New Relic」を新たに採用しました。

QRコードでの入退出管理や出欠確認、自動化された保育時間の延長申請など、CoDMONの機能は保護者と施設のスムーズなコミュニケーションに寄与し、約315万人の保護者が活用しています。この急増するユーザーとともに、サービスの安定提供に対する期待も厚くなっています。

導入に至るまでのプロセス



コドモンでは、まず2021年に従来のオブザーバビリティツールを導入し、その体制を整えていきました。しかし、従量課金制のツールでは十分な助けにならないことが明らかとなり、2023年にはNew Relicにその座を譲る運びになりました。

New Relicを選んだ理由は、ユーザーライセンスが基本で、監視対象数に制限がない点や、テクニカルアカウントマネージャー(TAM)による技術支援が受けられる点です。TAMは、コドモンのビジネス成長に合わせた最適なオブザーバビリティの活用方法を提示し、SRE活動の定着化を後押ししています。

New Relic導入の効果



New Relicを導入した結果、コドモンのSREチームは、コストを適切に管理しながら、ユーザー体験の観測やコンテナ環境の可視化など、以前よりもむしろ制約なく業務を進められるようになりました。特に、アプリケーション性能監視ツールの「New Relic APM」を使用し、データベースの具体的な負荷を把握することで、迅速な問題解決を可能にしています。これにより、どのAPIが負荷をかけているのかを視覚的に確認できるようになり、効率的な対処が実現されています。

コドモンのプロダクト開発部のSREリードエンジニアである田中知英氏は、「New Relicのおかげでほぼ目標を達成できた」と評価しており、今後も更なる最適化に向けて活用を進める意向を示しています。

まとめ



保育業務支援SaaS「CoDMON」と可観測性プラットフォーム「New Relic」の提携は、急速に変化する保育業界に革新をもたらす可能性を秘めています。新しい技術の導入により、業務効率化や保護者とのコミュニケーション改善が進む中、今後は更なるサービスの質向上が期待されます。両社の取り組みは、まさにデジタル変革の一環として注目されるべき事例となっています。

会社情報

会社名
New Relic株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー18階
電話番号
03-4577-9065

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