文部科学大臣賞を3度受賞した高校生 一日警察署長の活躍
兵庫県豊岡市にある近畿大学附属豊岡高等学校の3年生、池上十和子さんが、2025年3月25日に豊岡警察署の一日警察署長に就任することが決まりました。この特別な役割は、地域の安全を守るための交通安全や防犯を訴える大切な仕事です。
池上さんは、在学中に国内外で複数の賞に輝く素晴らしい成績を収めており、特に文部科学大臣賞を3度受賞するという業績で知られています。彼女の研究テーマは、地元の名産であるカニの殻からバイオプラスチックを生成する微生物の探索と同定です。この研究が高く評価され、国際科学大会「リジェネロン国際学生科学技術フェア2024」では、見事に世界4位を獲得しました。
池上さんが警察署長として参加する「但馬『キチン』と作戦」は、但馬地域の3つの警察署(豊岡、南但馬、美方)と兵庫県警察本部交通機動隊が合同で行うイベントです。主な活動には、パトカーや白バイの車両点検、さらには交通安全と防犯を目的としたキャンペーンも含まれています。池上さんは、このキャンペーンにおいて、「運転手は『キチン』と前を見て運転しましょう」「自動車、電動キックボードも『キチン』とヘルメットを被りましょう」といったキャッチフレーズを用い、交通安全の重要性を周知します。
さらに、本校の琴部もこのキャンペーンに参加し、美しい琴の演奏を通じて地域の方々にメッセージを伝える予定です。このような形で、池上さんと琴部が協力し合いながら、地域の安全意識を高める活動を行っていきます。
イベントの詳細
この特別な一日は、2025年3月25日(火)に行われます。つい先日発表された内容によると、スケジュールは以下の通りです:
- - 10:30 - 一日警察署長委嘱式及び部隊・車両点検(豊岡警察署にて)
- - 11:30 - 交通安全・防犯キャンペーン(コープデイズ豊岡にて)
場所は、兵庫県豊岡市昭和町の豊岡警察署及び、加広町のコープデイズ豊岡となっており、JR山陰本線の豊岡駅からそれぞれ徒歩圏内です。
池上十和子さんの素晴らしい実績
池上さんは、ただの高校生ではありません。彼女の研究は多くの人々に支持され、次々と評価されています。以下に彼女の主な実績を紹介します:
- - 各種科学技術大会での文部科学大臣賞受賞
- - フランスで開催されたiGEM 2023 Grand Jamboreeでの多くの賞の受賞
- - 全国的なプログラムへの選抜及び参加
- - 科学雑誌「Newton」での特集記事掲載
彼女のような若者の活躍は、地域社会においても貴重な存在であり、交通安全への関心を集める重要なきっかけとなります。
池上さんの活動を通じて、交通安全や防犯が常に話題に上ることを期待し、地域の皆さんが自治体と共に安全な環境の実現に向けて努力していくことが促進されることでしょう。今後の彼女の活躍にも目が離せません!