キンドリルが雪印メグミルクのDX推進を支援する最新DWHシステム構築

キンドリルと雪印メグミルクの連携によるDX推進



2025年2月、企業デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、キンドリルジャパン株式会社(以下、キンドリル)は雪印メグミルク株式会社(以下、雪印メグミルク)のための統合データウェアハウス(DWH)システムを刷新し、稼働を開始しました。この新しいDWHシステムは、企業活動のデータを効果的に活用するための重要なインフラとして位置づけられ、今後の雪印メグミルクの成長を支える役割を果たします。

雪印メグミルクは、創業から100年を迎え、これを契機に新たな100年に向けた変革を進めています。その中で中期経営計画2025を掲げ、事業ポートフォリオの最適化や企業価値の向上を目指します。データに基づいた意思決定や戦略の構築が不可欠となる中、統合DWHシステムの導入はその基盤を整える上で中核的な役割を果たしています。

統合DWHシステムの特長



この統合DWHシステムは、物流や生産、営業、財務、受発注など多様なデータを効率的に管理し、高速に分析することが可能です。特に、ビジネスニーズに応じて柔軟にデータを活用できる仕組みが整えられており、リアルタイムでのデータ分析を通じて、日常業務の効率化や新たな事業戦略の策定が行えます。

また、従来のオンプレミスからクラウドへと移行することで、システムの拡張性と柔軟性が一層強化されました。この新システムでは、Teradata VantageCloudという高速かつ大容量のデータ分析プラットフォームと、MicroStrategy Cloud Environmentによってインタラクティブなダッシュボードを提供しています。さらに、Amazon EC2の利用により、運用基盤を強化し、システムがより快適に稼働するよう配慮されています。

雪印メグミルクの心意気



雪印メグミルクの常務執行役員である河本紳氏は、同社が今後も企業価値を大きく向上させるためには、データを利活用してDXを加速させることが不可欠であると語ります。「私たちの目標は、顧客に価値を届けることであり、そのためにキンドリルには引き続きITシステム革新において貢献してもらいたいと期待しています」と語っています。

キンドリルの支援体制



キンドリルの流通・通信・メディア・公共事業本部長である倉本修平氏は、システムのクラウドへの移行に際し、多くの戦略的パートナーと協業していることを強調。これにより、雪印メグミルクのDXを推進するための新たなシステムの構築が実現したと語っています。

今後の展望



雪印メグミルクは、今後も多様な事業分野でのデータ活用を通じて、食の持続性を追求し、社会課題の解決に向けた取り組みを強化していく予定です。さらに、2024年にはプラントベースフード事業へ参入し、市場での競争力を高めていく方針です。同社はアジア市場への展開も視野に入れ、新たな事業領域を開拓していく意欲を示しています。キンドリルもこの流れの中で、雪印メグミルクの持続可能な成長を支えるパートナーとしての役割を果たすことに期待がかかります。

会社情報

会社名
キンドリルジャパン株式会社
住所
東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー 43階
電話番号
03-6737-0000

トピックス(経済)

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