戸狩温泉スキー場、2025年冬のリニューアルに向け着々と準備
戸狩温泉スキー場株式会社が2025年12月に、長野県飯山市に位置する戸狩温泉スキー場を大規模にリニューアルオープンさせることが発表されました。昨年65周年を迎えたこのスキー場は、長野と新潟県の境に広がる関田山脈のふもとに位置し、100%天然のパウダースノーと壮観な雲海の景色を誇っています。アクセスも良好で、豊田飯山ICからは車でわずか25分、JR飯山駅からはシャトルバスを利用すれば20分で到着します。
新たな魅力と多様なニーズに応えるリニューアル
今回のリニューアルでは、特に一般やファミリー層をターゲットにした新しいゲレンデが登場します。その中心となるのが、日本最長のモーグルバーンやフリースタイルパークなどの新しい施設です。また、長野県で初となる「焼肉ジャンボ」などの魅力的な飲食施設もオープン予定です。
加えて、2026年からはアジア初の完全会員制ゲレンデ「The CLUB TOGARI」が始動する計画です。この新しい試みは、国内外からのハイエンド層をターゲットにしたものとなっており、専用のクラブハウスやゲレンデが用意され、特別なライフスタイルを提案しています。
地域共生モデルの構築
戸狩温泉スキー場では、スノーリゾートが直面している「地価・物価の高騰」や「利益の地域外流出」といった問題に対処し、持続可能な地域経済循環モデルを構築することにも重点を置くとのことです。この新しいスキーリゾートモデルは地域の資源を活かし、地域住民も誇りをもって楽しめるような環境作りを目指しています。
新たな体験価値の提供
2025年の冬シーズンに向けて、戸狩温泉スキー場はゲレンデと施設を大型リニューアルします。以下のような施策が考えられています。
- - 圧雪バーンの新設:日中に圧雪車が稼働し、スキーヤーやスノーボーダーが楽しめる1日2回の圧雪を行います。
- - 日本最長のモーグルバーン:全長300mを超えるモーグルバーンが新登場し、上級者に最適な技術を提供します。
- - フリースタイルパークの新設:ジャンプ、ジブ、ハーフパイプなど後のアクティビティを楽しめる多様なコースが用意されます。
- - 「暁の湯」の進化:ゲレンデのプレイ後には温泉で癒しを提供、信州の美しい景色を堪能できます。
- - 完全キャッシュレス対応:ゲレンデ内の全ての施設でキャッシュレスを導入し、スムーズな決済を実現します。
注目の飲食施設「焼肉ジャンボ」
長野県初上陸の「焼肉ドラゴン produced by ジャンボ」では、高品質な和牛を使用したメニューが提供され、さらにランチには地元食材を使用した特別メニューも登場予定です。
2026年から始まる特別な体験
2026年には、「The CLUB TOGARI」が始まります。この会員制リゾートでは、専用のスキーエリアやゲレンデハウスが提供され、プライベートな時間を楽しむことができます。また、スキースクールも開催され、オリンピックメダリストから直接指導を受けられるプログラムも用意されています。
新たなスノーリゾートの形
戸狩温泉スキー場は、全国のスノーリゾートが抱える課題に対処しながら、多様なニーズに応える新しいシステムを構築していくことが期待されています。このリニューアルを通じて、地域の活性化を図り、住民が誇りを持てるような素晴らしいスノーリゾートとしての未来が描かれています。スキーを愛するすべての人々に、より高い体験を提供し続ける戸狩温泉スキー場の今後に注目です。