新型地中レーダー販売開始
2025-07-31 11:46:48

新型二周波地中レーダー「Leica DS4000」の日本販売開始

新型地中レーダー「Leica DS4000」の販売開始



2025年7月31日、東京に本社を置くライカジオシステムズ株式会社が、画期的な二周波地中レーダー「Leica DS4000」の日本での販売を発表しました。この製品は、Hexagonグループが提供する先進的な計測テクノロジーを活用したもので、特許取得済みのEsT技術(二周波での探査能力を持つ)を採用しています。これにより、かつてない深さの埋設探査を実現します。

DS4000の特長



Leica DS4000は、900MHzおよび200MHzの二つの周波数帯を利用して、これまで不可能だった探査が可能となります。特に、900MHzのアンテナを搭載することで、最大2メートルの深度を探査できるようになりました。また、40cmの深度であれば、直径20mmの塩ビ製給水管を検出する高い分解能を実現しています。

この地中レーダーは、持ち運びやすさにも配慮された設計で、サイズは75×62.5×100cmであり、重さはわずか20kg。現場での利用を考えたコンパクトなキットです。さらに、長時間稼働を可能にするために、最大4時間動作する充電池を2本搭載できます。

データ取得モード



DS4000に搭載されたデータ取得ソフトウェア「uMap logger」は、探査現場に応じた4つのモードを用意しています。具体的には、GNSS、トータルステーション、グリッド、クイックスキャンの各モードがあり、効率的で柔軟な業務が可能です。例えば、GNSSやトータルステーションでは、正確な位置情報に基づいたマッピングが行えます。一方、グリッドモードでは、マップにグリッドラインを設定して、3D解析も行える便宜性が備わっています。クイックスキャンモードでは、制約なくデータ取得を行い、現場での配管位置のマーキングが可能です。

利便性と管理機能



DS4000は、無制限データ収集が可能で、複数のプロジェクトを一元管理するための後処理ソフトウェア「iQMaps」も提供します。これによって、効率的な運用とデータの長期保存が可能になります。

主な仕様



Leica DS4000には以下の仕様があります:
  • - 中心周波数: 900MHz、200MHz
  • - 検知周波数: 80MHz~1500MHz
  • - チャネル数: 2ch
  • - サイズ: 75x62.5x100cm(折りたたみ時75x62.5x42cm)
  • - 重量: 20kg
  • - 通信方式: 有線LAN
  • - 保護等級: IP65
  • - 認証: CE、UKCA、FCC、IC

価格と購入情報



「Leica DS4000」の標準販売価格は、3,741,500円からです。公式ウェブサイトでさらなる詳細や製品情報が確認できます。

まとめ



地中の探査技術の進化は、今後のインフラ管理やメンテナンス業務において欠かせない要素となるでしょう。ライカジオシステムズが提供する「Leica DS4000」は、強力な新たなツールとして期待されています。詳細資料や購入希望は、公式ウェブサイトをチェックしてください。

Leica DS4000の製品詳細ページはこちらから


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会社情報

会社名
ライカ ジオシステムズ株式会社
住所
東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル18F
電話番号
03-6809-3901

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