家庭の廃食油から新しい航空燃料を生み出そう
愛知県内で行われた新たな取り組みが、多くの人々の注目を浴びています。これは株式会社アオキスーパーと日本航空株式会社(JAL)がタッグを組み、家庭で使用済みの食用油を集め、その油を持続可能な航空燃料(SAF)にリサイクルするプロジェクト「すてる油で空を飛ぼう®」です。この活動は、地球環境を守るための新たな一歩として、地域社会全体が参加する形で進んでいます。
このリサイクルプロジェクトの背景には、環境問題への意識の高まりがあります。家庭から排出される廃食油を再資源化し、航空機の燃料として再利用することで、CO₂の排出量削減を目指しています。主催者は、地域の皆さんにこの取り組みを身近に感じてもらうため、特別なスタートアップイベントを開催しました。
取り組みの流れ
このプロジェクトのスタートアップイベントでは、参加者にJALオリジナルのUCOボトルが100名先着でプレゼントされます。これにより、地域の皆様が廃食油のリサイクルに興味を持ち、積極的に参加してもらうことが狙いです。
イベントの前日には、参加自治体の市長や副市長からも支持を受けています。彼らは、廃食油を専用のリサイクルBOXに入れる儀式を行い、地域全体でのリサイクルへの意識を高めるための重要なステップとなりました。このような市長らの参加により、地域住民の環境意識がさらに高まることが期待されています。
地域の代表者が参加した特別セレモニー
10月19日から開始されたイベントに際し、次のような自治体の代表者が出席しました:
- - 半田市の市長、久世 孝宏様(清城店)
- - 知立市の市長、石川 智子様(知立店)
- - 清須副市長、岩田 喜一様(西枇杷島店)
- - 安城市の市長、三星 元人様(東明店)
- - あま市の市長、村上 浩司様(甚目寺店)
これらの参加者は、廃食油のリサイクルBOXにその油を入れるセレモニーを行い、地域住民との強い結びつきを感じる重要な機会となりました。
参加者の声
参加者からは、「すてる油が飛行機の燃料に生まれ変わることに驚きました!」や、「処分に困っていた油を適切に処理できて嬉しいです」との声が寄せられています。また、「楽しく環境活動に参加できることが嬉しい」との意見もあり、多くの人がこの取り組みに賛同している様子が伺えます。
未来に向けての取り組み
アオキスーパーは2025年にはさらなる展開を予定しており、「あいち地産地消 SAFサプライチェーン推進協議会」にも参加予定です。また、店舗の惣菜製造から発生した廃食油も、SAFの原料として供給を開始する計画があります。これにより、持続可能な社会の実現に寄与するためのさらなる一歩を踏み出すことになるでしょう。
地域の皆様と共に、アオキスーパーは今後も地球環境や資源問題に取り組み、持続可能な未来の実現へと注力していきます。