観光DXの進展
2025-06-24 10:36:09

JTBと日立が進める観光DX、デジタルチケット実証実験開始へ

JTBと日立が取り組む観光DX



株式会社JTBと株式会社日立製作所は、観光業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、新たなサービスの創出について共創をスタートしました。両社が提携する背景には、旅行者の利便性向上と観光業者の生産性向上があり、それにより持続可能な観光地域づくりへの貢献が求められています。

具体的な取り組み


本共創の第一弾として、香川県小豆島で8月1日から実施される「tebu-Ride PASS」という新しい周遊企画券のサービスがあります。このプロジェクトでは、生体認証を利用したデジタルチケットを導入し、旅行者がスムーズに観光施設を利用できる環境を提供します。

tebu-Ride PASSの特色


tebu-Ride PASSは、スマートフォン一つで複数の観光施設や交通機関を自在に利用できることを目指したデジタルチケットサービスです。ビーコン技術を利用し、ウォークスルーや顔認証によるチェックインを可能にするなど、これまでの周遊券に比べて使いやすさを大幅に向上させています。

利便性の向上

利用者は手間のかからない決済方法を選ぶことができ、旅行中の煩わしい手続きを減少させることが期待されます。また、旅行者の利用額に応じて割引も提供されるため、よりお得に観光を楽しむことができます。

役割分担


このプロジェクトにおいて、JTBは観光業界での経験をもとに魅力的な観光プランを企画し、地域の観光関連事業者との連携を図ります。一方、日立は生体認証技術や料金決済システムの設計・開発を担い、セキュリティ対策を強化したシステムを提供します。この二社の協力により、旅行者に対してより自由で快適な体験を実現します。

実証実験について


この実証実験は2025年8月1日から10月31日までの92日間にわたり、香川県小豆島で行われます。目的は、小豆島の観光地をシームレスに結ぶデジタルチケッティングシステムの性能を検証することです。この取り組みにより、ユーザーからのフィードバックを基にさらにサービスを向上させていく方針です。

今後の展望


両社は地域特有の課題を解決し、観光客や地域住民、インバウンドのニーズを把握していきます。また、地域の消費を拡大させるとともに、観光産業の収益向上を目指します。将来的には、自治体におけるデータ活用を促進し、観光客の行動パターンの分析に基づくパーソナライズされたサービスの提案も視野に入っています。

観光DX・マーケティングEXPOの出展


2025年6月25日から27日にかけて開催される『観光DX・マーケティングEXPO』において、JTBは持続可能な観光地経営に向けたソリューションを展示します。その中でtebu-Rideについても詳しく紹介される予定です。

まとめ


JTBと日立の共創による観光DXの推進は、旅行者にとっての新たな体験を提供することが期待されます。デジタル技術を駆使し、より便利で魅力的な旅行環境を生み出すことによって、地域の観光振興にも寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 香川県 JTB 日立 tebu-Ride PASS

Wiki3: 香川県 JTB 日立 tebu-Ride PASS

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