循環のみち下水道賞の募集が始まりました。優れた取組を全国に発信!
2023年4月14日、国土交通省は「循環のみち下水道賞」の募集を開始しました。この賞は、健全な水循環や資源・エネルギー循環を実現するための優れた取り組みを表彰し、全国に広めることを目的としています。応募受付は5月30日まで行われ、選ばれた取り組みは、9月10日に開催される表彰式で発表されます。
「循環のみち下水道賞」は平成20年に創設されて以来、毎年優れた取組を表彰してきました。対象となる応募団体は地方公共団体や民間事業者、教育機関ヘと多岐にわたり、地域に根ざした活動を主としています。この賞を通じて広められる取り組みは、他の団体や地域にも波及効果をもたらすことが期待されています。
募集される部門は主に5つです。まず「上下水道一体部門」では上下水道を一元管理し、効率化や基盤強化を目指す取り組みが求められます。次に「イノベーション部門」では従来の枠にとらわれない新技術の活用や現場での創意工夫が評価されるでしょう。「防災・減災部門」では災害対策においての効果的な取り組みを評価し、アセットマネジメント部門では、施設の長寿命化や計画的な維持管理、人材育成に貢献するプロジェクトが対象となります。最後に「広報・教育部門」では、環境や防災教育などの効果的な広報活動が評価されます。
応募者は特に水環境保全活動を行うNPOや市民団体に限らず、幅広い法人及び団体が対象です。この広い応募条件は、地域の水環境に特化した創造的なプロジェクトを募集し、多くの参加者の参画を促します。
応募期限は令和7年5月30日まで。多数の応募を期待する国土交通省は、優れた取組が全国各地で展開されることを望んでいます。さらをたくさんの地域が参加し、「循環のみち下水道賞」が地域の活性化につながる可能性も十分にあります。過去の受賞作品については、国土交通省の公式ウェブサイトで随時確認できるので、参考にすると良いでしょう。
この機会に、あなたが関与している団体や個人が自らの優れた取り組みを全国に発信することができるチャンスです。水環境や下水道についての理解を深める絶好の機会となるでしょう。