まん福ホールディングスが多国籍経営を支える新システムを導入
まん福ホールディングス(以下、まん福HD)は、国際会計基準(IFRS)に対応したリース資産管理システム『multibook』を採用しました。これによりリース関連業務の効率化が期待されています。この新しい取り組みは、食に特化した事業承継を行うまん福HDの使命に深く根ざしています。
採用の背景
まん福HDは「うまい」でこの星を幸せいっぱいにすることをミッションとして掲げており、国内外での食文化の継承に貢献しています。中小企業の後継者不足が深刻な問題となっている今、飲食業界で革新を進めるまん福HDは、食文化の保存と事業の拡大を目指しています。例えば、2024年11月にはニューヨークにテイクアウト寿司店「OSAKANA」を新たに事業承継する計画も立てており、国際的な展開を進めています。
multibook導入の理由
まん福HDが『multibook』を選んだ理由は主に2点あります。
1つ目は、IFRS16号に完全に対応しており、従来の表計算ソフトによる複雑な管理から脱出できる点です。これによって管理業務の効率性が大幅に向上し、時間とリソースの節約につながると期待されています。次に、クラウドシステムであることから、初期投資が少なく、運用コストが非常に優れたものとなります。これによって、よりコスト効果の高い経営が可能になると考えられます。
導入計画と今後の展望
初めての導入を行った後、まん福HDは国内全ての子会社に対して『multibook』を展開していく予定です。合計で12社のリース資産管理がこの新システムに移行することで、業務全体の標準化が進むことが見込まれています。さらに、海外拠点への展開に際し、グローバルに効率的な業務運用を目指しています。
multibookの特徴
『multibook』は、2027年4月1日以後に適用が義務化される新リース会計基準に対応しているだけでなく、12カ国語に対応しており、多くの業種・ビジネスに適応可能です。具体的には、製造業、飲食業、建設業などの企業に幅広く導入されており、上場・非上場を問わず500社以上に採用実績があります。主な機能は会計、ロジスティクス、資産管理など多岐にわたり、企業のニーズに応じて柔軟にサービスを提供することができます。
まとめ
まん福ホールディングスの『multibook』導入は、単なるリース管理の効率化にとどまらず、食文化の継承につながる国際的な取り組みの一環として注目されています。今後、国内外における実績がどのように広がるのか、期待が高まります。