チェジュ航空、就航10周年を迎える
韓国の格安航空会社、チェジュ航空が3月20日、仁川と大阪を結ぶ路線の就航から10周年を迎えました。この路線は、チェジュ航空にとって初の国際定期便であり、日本市場における重要な拠点となっています。
大阪⇔仁川路線の成長
チェジュ航空は、2009年3月に週7便でこの路線を運航開始して以来、約1万2700便を飛ばし、搭乗した人数は約210万6000人に達しました。年間の平均搭乗率は80%以上を記録し、特に昨年度は初めて50万人を超える搭乗客数を達成しました。これは、就航初年度と比較して実に7倍以上の増加を示しています。
仁川からのネットワーク拡大
チェジュ航空は、仁川から大阪だけでなく、金浦、釜山、務安、清州といった韓国の主要都市への路線を拡大してきました。現在では週59便を運航しており、これはチェジュ航空の就航都市の中で最も充実したネットワークと言えます。また、日本の主要都市への路線も8つに増え、両国の旅行者がより便利に移動できるよう努めています。
訪日韓国人数の急増
チェジュ航空が就航を開始した2009年の訪日韓国人数は約158万人でしたが、2018年には753万人に増加しました。毎年平均して18.9%の増加率を見せており、これはチェジュ航空を含むLCC市場の活性化が寄与していると考えられます。
今後の展望
チェジュ航空の関係者によれば、「弊社の成長は韓国のLCC市場の発展にも寄与し、訪日韓国人の数が増える要因となりました。特に、大阪⇔仁川路線は私たちの象徴的な路線です。今後も合理的な価格で両国の旅行客に最適なスケジュールを提案し続けるつもりです」とのことです。
新たなターミナルでのサービス向上
さらに、昨年11月からは関西空港の第2ターミナルに移転し、航空運賃の削減が期待されています。第2ターミナルでは施設使用料が安価で、乗客はより魅力的な運賃で空の旅を楽しむことができます。
チェジュ航空の概要
チェジュ航空は2005年に設立され、済州を中心に韓国国内線や日本、中国、台湾など多様な国際線を運航しています。2018年末には2700名以上のスタッフが勤務しており、安定したサービスが評価されています。
公式ホームページやSNSも活用しており、航空券予約や最新情報の発信に努めています。
— 公式サイト:
チェジュ航空
— SNS: @jejuairjapan