NICE CXoneがメニコンのコンタクトセンターを革新へ導く
2024年7月29日、東京都港区に本社を置くナイスジャパン株式会社は、国内最大手のコンタクトレンズメーカー、メニコン株式会社のコンタクトセンターにNICE CXoneを導入したことを発表しました。この取り組みは、メニコンの顧客満足度を向上させ、取引先との円滑なコミュニケーションを強化することを目指しています。
メニコンは、コンタクトセンターの運営において、さらなる柔軟性と効率性、将来性を求めていました。その中で、NICE CXoneが最適なソリューションとして選ばれたのです。CXoneを導入することで、メニコンは運用効率が改善され、サービスのスピードも向上し、顧客エクスペリエンスの質が高まることが期待されています。これにより、IT部門への依存も軽減され、効果的な業務運営が可能になります。
メニコンのカスタマーコミュニケーション部門の部長である三浦和行氏は、「CXoneのAIおよびデジタル技術への取り組みは非常に優れており、今後の将来性に期待しています」と述べています。また、NICEも最新鋭のソリューションを提供し続けることを約束しています。
CXoneの導入プロジェクトでは、NTTコミュニケーションズがプライムSIerとして参画し、既存の電話サービスにCXoneを追加する形でサポートしています。CXoneは、最初からNTT ComのIPVoiceを使用しており、今後は両社が協力してさらなる展開を図る計画です。NTTコミュニケーションズのビジネスソリューション本部の秦慎太郎氏は、「メニコン様に対するNICE CXoneの導入支援ができたことを喜ばしく思います。デジタル化の進展や生成AIの活用により、さらなる効率化や顧客体験の向上が求められています。引き続き、NTTコミュニケーションズとNICE社の連携を深めて、メニコンの業務効率および顧客満足度の向上に寄与していきたいと考えています」と話しています。
メニコンとしては、1951年に日本初の角膜コンタクトレンズの実用化に成功して以来、視力矯正ニーズに応じた多様な製品の開発・提供を行っています。2001年には「メルスプラン」というサブスクリプションモデルを開始し、会員数は134万人を超え、同社の主力事業となっています。中期経営計画「Vision2030」では、新たな「みる」を提案し、お客様のライフステージや多様なニーズに応えることを掲げています。
ナイスジャパンの代表取締役社長、オリビエ・ジオレットは、生成AIを活用したコンタクトセンターの進化について言及し、「メニコン様にも最新のテクノロジーを活用し、顧客体験の向上をさらに加速させる支援ができることを楽しみにしています」と語っています。
まとめ
NICE CXoneの導入により、メニコンのコンタクトセンターは新たな一歩を踏み出しました。顧客満足度の向上、業務効率の改善、そして最新技術の導入によるサービスの革新が期待されています。今後の動きに注目が集まるでしょう。