三原市が保育士向け専用おむつのサブスク導入を発表

三原市が始める新しい子育て支援『手ぶら登園』

広島県三原市は、2026年1月から全ての公立保育施設で「手ぶら登園」を導入します。この新たなサービスは、保育士の業務を軽減し、子育て支援の質を高めることを目指しています。2025年12月18日には、BABY JOB株式会社と子育て支援連携協定が締結されました。

連携協定の目的と内容

三原市では、「子育て支援の充実と保育士の負担軽減」を目標に、BABY JOB株式会社との連携を図っています。今回の協定では、紙おむつとおしり拭きが定期的に供給されるサブスクリプションサービス「手ぶら登園」が導入されます。これにより、保護者は子どもに持たせるおむつに名前を書いたり、持ち運んだりする必要がなくなります。一方で、保育士はおむつの在庫管理から解放され、より多くの時間を子どもと向き合うことができるようになるのです。

専用おむつの特長

新たに採用される専用おむつは、現場での使用を考慮して設計されています。サイズの表示がパッケージや段ボールに大きく印刷されており、色分けもされているため、保育士は敏速におむつのサイズを見分けることができます。この工夫により、保育士はおむつの履き間違いやサイズ確認の手間を減らし、スムーズな交換が可能となります。また、保護者にとってもおむつの持参が不要となり、毎日の準備が格段に楽になります。

市長のコメント

三原市長、岡田吉弘氏は、協定について「この取り組みは、保護者の負担を軽減し、保育士の業務効率を高めるものです。災害時にはおむつなどの物資を提供していただけるとのことで、非常に心強いです」と述べました。

利用者の声

実際に「手ぶら登園」を利用している保護者や保育士からも好評の声が寄せられています。保護者は「おむつを持参する必要がなくなったおかげで、朝の準備が楽になった」とコメント。また保育士は「おむつの管理の負担が減り、保育に専念できるようになった」と語っています。これらの声からも、サービスの導入が双方にとってプラスになっていることが伺えます。